チーフスHCリードがスーパーボウル優勝パレードの銃撃事件に哀悼の意
2024年02月28日(水) 15:15カンザスシティ・チーフスのヘッドコーチ(HC)アンディ・リードは現地27日(火)、インディアナポリスで開かれた記者会見において、フットボール界にとどまらないメッセージを携えて登壇した。
リードHCは2週間前にカンザスシティで開催されたスーパーボウルの祝賀パレードにおいて亡くなった女性に追悼の意を表している。また、今回の事件は自身が故郷と呼ぶ街を象徴するようなものではないことを皆に知ってもらいたいと、リードHCは願っている。
リサ・ロペス・ガルバンさんが死亡し、22人が負傷した2月14日の銃撃事件以来、チーフスの関係者が事件について公に語ったのは初めてのことだった。
リードHCはNFLの年次スカウティングコンバインでの記者会見の冒頭で、「リサさんを失ったガルバン家とロペス家の皆さん、そしてカンザスシティの人々に哀悼の意を表したい」と語り、こうつけ加えている。
「彼女はそこでは有名な人物で、まず何よりもとても素晴らしい人だった。彼女の家族がそうであるように、私たちは皆、彼女を恋しく思うだろう」
第2級殺人罪で、ドミニク・M・ミラーとリンデル・メイズの2名が起訴された。
また、リードHCはリーグで2番目に大きなオフシーズンの舞台を使って、カンザスシティを揺るがしたような悲劇をどうすれば回避できるかを示唆している。
「カンザスシティについては、ただ前向きな言葉だけを述べたい」と話すリードHCは、次のように続けている。
「この事件がカンザスシティを示すすべてではない――アメリカの若者たちに伝えたい。私たちは一丸となってこの場所を素晴らしいものにすることができる。君たちが私たちの未来であり、私たちがこの街を素晴らしい街にすることができる限り、そうしたいんだ。だから、ネガティブなものから本当にポジティブなものに変えることができる。少しの団結と愛があれば、多くの問題を解決することができるはずだ」
【KO】