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チーフスが第58回スーパーボウルでタッチダウンを決めたWRバルデス・スカントリングを放出へ

2024年02月29日(木) 10:50

カンザスシティ・チーフスのマルケス・バルデス・スカントリング【AP Photo/Ashley Landis】

スーパーボウル王者にとって波乱に満ちたものになりそうなオフシーズンがすでに始まっている。

現地28日(水)朝、カンザスシティ・チーフスがワイドレシーバー(WR)マルケス・バルデス・スカントリングを放出しようとしていると『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じた。

『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によると、チーフスと3年契約を結んでいたバルデス・スカントリングは契約最終年を迎えようとしており、チーフスはバルデス・スカントリングをリリースすることによってサラリーキャップ上で1,200万ドル(約18億0,682万円)を節約できるという。フリーエージェント(FA)になろうとしているディフェンシブタックル(DT)クリス・ジョーンズおよびコーナーバック(CB)ラジャリウス・スニードとの再契約を望んでいるチーフスには、帳簿を整理する必要がある。バルデス・スカントリングとの決別はその一助となるはずだ。

チーフスがWRタイリーク・ヒルをトレードした後、鳴物入りで迅速に契約を結んだバルデス・スカントリングは、それまで所属していたグリーンベイ・パッカーズのときと同じようなキャリアを歩んだ。バルデス・スカントリングは才気を放ったが、何よりも一貫性がなかった。

チーフスで過ごした2シーズンにおける記録はレシーブ63回、1,002ヤード、タッチダウン3回にとどまったものの、バルデス・スカントリングはチームのスーパーボウル連覇に貢献している。特に、2022年シーズンのAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームで116ものヤードを稼ぎ、タッチダウン1回をマークしたことと、第58回スーパーボウルで16ヤードのタッチダウン――チームが規定時間内に成功した唯一のタッチダウン――を決めたことは、注目すべきだろう。

俊足のバルデス・スカントリングが、フリーエージェント(FA)になろうとしている。

【RA】