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ベアーズに指名されたら「興奮する」とコンバインで8球団と会う予定のQBケイレブ・ウィリアムズ

2024年02月29日(木) 11:02


ケイレブ・ウィリアムズ【NFL】

2024年のNFLドラフトで全体1位指名を受ける可能性が高いと見られている南カリフォルニア大学(USC)のクオーターバック(QB)ケイレブ・ウィリアムズは、シカゴ・ベアーズに指名されたら大喜びだと語り、それとは相反するうわさを懸命に払拭しようとした。

「もしベアーズにドラフトされたら興奮するさ」とウィリアムズは現地28日(水)に掲載された『ESPN』のピート・タメルとのインタビューで語っている。

「もし彼らが指名権をトレードして、他のチームにドラフトされても同じように興奮するよ。ベアーズは才能あるチーム、才能あるオフェンスとディフェンスを擁しているチームだ。そんな状況でプレーできるなら、誰だって興奮するだろう」

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた内容によれば、ウィリアムズは水曜日にインディアナポリスで開催されるNFLスカウティングコンバインに到着し、ベアーズ、ワシントン・コマンダーズ、ニューイングランド・ペイトリオッツ、ラスベガス・レイダース、アトランタ・ファルコンズ、ニューヨーク・ジェッツ、ニューヨーク・ジャイアンツ、ミネソタ・バイキングスと会う予定だという。ウィリアムズはミーティングには参加するが、3月20日(水)にUSCで行われるプロデーまでテストやフィールドワークは見送る予定となっている。

ESPNとのインタビューの中で、ウィリアムズはベアーズでプレーするよりもトレードを望むという考えを完全に否定した。

「自分の意見を押しつける気はまったくない」とウィリアムズは述べている。

「俺の気持ちにかかわらず、最終的に決めるのはベアーズだ。“ベアーズに行きたい、いや、行きたくない”といった意見を押し通す気はない。どうなろうと、とにかく楽しみだ」

先発QBのジャスティン・フィールズをトレードするのか、全体1位の指名権を維持するのか、あるいはその両方を考えているのか、自身の意向をまだ発表していないベアーズのジェネラルマネジャー(GM)ライアン・ポールズは、うわさされているように、ウィリアムズがシカゴでプレーすることに懸念があるかと火曜日に質問され、次のように答えている。

「いや、その心配はまったくない。懸念があるなら、逆にその理由を知りたいくらいだ。以前にも話したが、経験上、若いクオーターバックにとっては基盤作りが何より重要となる。どの選手がチームに加わっても、あるいはジャスティンがここに残ってもうまくいくように、われわれは非常に良い基盤を整えることができたと思っている」

ポールズGMのコメントは、ウィリアムズが初めてのNFLフランチャイズに求めるものと一致しているようだ。

これから期待するものについてウィリアムズは、「クオーターバックであれ、ワイドレシーバーであれ、ジェネラルマネジャーであれ、オーナーであれ、組織であれ、常に成長し、変化し続けることが重要だ」と語っている。

「組織も選手たちも健全で、みんなが心から勝利を望んでいるチームに加わりたい」

オクラホマ大学でカレッジフットボールのキャリアをスタートさせ、USCに移籍したウィリアムズは、2022年のハイズマントロフィーを受賞している。USC・トロージャンズでの2シーズンでウィリアムズは8,170パスヤード、タッチダウン72回、インターセプト10回を記録し、NFLネットワークのドラフトアナリストであるダニエル・ジェレマイアが選ぶドラフト有望株の中で1位とされている。

【RA】