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【2016年第9週】オフェンス大爆発のセインツが4勝目、49ersは苦境を脱せず

2016年11月07日(月) 11:51

ニューオリンズ・セインツのドリュー・ブリーズ【AP Photo/Tony Avelar】

本拠地リーバイス・スタジアムにニューオーリンズ・セインツを迎えたサンフランシスコ・49ersはシーズン後半に入ってなお低迷から脱することができず、2度のタッチダウンパスを通したクオーターバック(QB)ドリュー・ブリーズの活躍などでセインツが41対23で49ersを下した。

先制したのはフィールドゴールを成功させた49ersだったが、セインツの攻撃でランニングバック(RB)ティム・ハイタワーがディフェンスのスキをくぐり抜けてタッチダウン。すぐさまセインツがリードを奪ってみせる。さらに、QBブリーズはワイドレシーバー(WR)マイケル・トーマスにタッチダウンパスをつないで49ersを突き放した。

第2クオーターに入ってもセインツの勢いは変わらず、RBマーク・イングラムのタッチダウンで18点のリードを築く。一方、49ersもRBドゥジュアン・ハリスがQBコリン・キャパニックから47ヤードのタッチダウンパスを受け取り、反撃の狼煙を上げにかかるが、点差を縮めたと思った矢先、前週のシアトル・シーホークス戦で2試合続けてファンブルを喫してしまい、ハイタワーと途中交代していたイングラムがキャリア最長の75ヤードを走り抜いてタッチダウンを決める。セインツ史上においても2番目に長いラン距離を記録したイングラムはこの試合で合計158ヤードを走っている。前半の終盤にはキッカー(K)フィル・ドーソンの2度目のフィールドゴール成功に加えて、タイトエンド(TE)バンス・マクドナルドがサイドラインから65ヤードのタッチダウンを獲得した49ersが17点を返すも、セインツが残り4秒でフィールドゴールによる3点を追加し、11点のリードを保ったまま前半を折り返した。

後半は49ersがフィールドゴールを決めるも、以降は得点を挙げられず、逆にセインツにタッチダウンとフィールドゴールを追加されて突き放されてしまう。結局、第4クオーターを無得点で終えた49ersがセインツに黒星を喫した。

4勝4敗と勝率5割に戻ったセインツは再びNFC南地区の優勝争いに復帰。3連敗でスタートしたものの、そこからの5試合でセインツは4勝1敗と勝ち越している。

セインツQBブリーズはパス39回中28回を成功させて323ヤードを記録。これでタッチダウンパスの合計を449回としたブリーズはあと1回のタッチダウンパスを決めれば450回の大台に乗せる3番目のプレーヤーとなる。他の2人はペイトン・マニング(539回)、ホール・オブ・フェイム(殿堂入り)のブレット・ファーヴ(508回)だ。

49ersのQBキャパニックは39回中24回のパスを成功させて398ヤード、2タッチダウン、1インターセプトだった。