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コマンダースがTEトーマスとLTレノを放出

2024年03月02日(土) 10:55

ワシントン・コマンダースのローガン・トーマス【NFL】

ワシントン・コマンダースが現地3月1日(金)、タイトエンド(TE)ローガン・トーマスと先発の左タックル(LT)チャールズ・レノJr.を放出したと発表した。

トーマスは4年間コマンダースに在籍していた一方で、レノは3年目を終えたばかりだった。2人は今年33歳になる。金曜日に『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロがトーマスの放出を報じ、『NFL Network』のイアン・ラポポートがレノの放出を報じた。

ガラフォロによると、トーマスの来シーズンの年俸は650万ドル(約9億7,561万円)で、それには今月中に支払われる予定だった50万ドル(約7,505万円)のロースターボーナスも含まれていたというが、これでコマンダースはいくらか節約できることになる。

ベテランタイトエンドのトーマスは昨季、レシーブ55回で496ヤード、タッチダウン4回(チームトップタイ)をマークし、2020年――コマンダース移籍初年度――以来の自己ベストを更新。

もともとアリゾナ・カーディナルスにドラフトされたトーマスは、バッファロー・ビルズ、デトロイト・ライオンズと渡り歩き、コマンダースで安定したプレーを見せていた。

トーマスが去った今、コマンダースはフリーエージェント(FA)の契約か、ドラフト指名で先発となるタイトエンドを獲得するかもしれない。現在、コマンダースのロースターに残っているタイトエンドはコール・ターナー、ジョン・ベイツ、アルマーニ・ロジャースとなる。昨シーズンにおいて、ターナーとベイツはそれぞれレシーブ120回と151回を記録したが、ロジャースはアキレス腱のケガでシーズンを全休していた。

『Spotrac』によると、コマンダースのキャップスペースはレノを放出することで拡大し、728万ドル(約10億9,269万円)が空いたとのこと。

トーマスと同じように2014年にドラフトされたレノは、7巡指名でシカゴ・ベアーズに入団。ルーキーイヤーはわずか6試合に出場し、そのうち先発は1試合だけだったが、それ以降、レノは最も信頼できるオフェンシブラインマン(OL)の1人となる。2015年から2022年までの全レギュラーシーズンゲームに出場したレノは、この7シーズンにおいて全試合で先発していた。ベアーズ在籍中の2018年には、キャリア唯一のプロボウル選出を果たし、3年後の2021年シーズンを前にコマンダースと契約。しかし、2023年シーズン、レノの連続先発出場は4試合をケガで欠場して終わりを迎えている。この年、2019年以来の最多のペナルティ数(8回)もマークした。

ラポポートは、レノが来週には股関節の手術を受けるとも報じており、その負傷と回復がフリーエージェントのチャンスにどの程度影響するかは不明だ。

【KO】