バッカニアーズがLBデービッドと1年最大14億円で再契約
2024年03月13日(水) 11:59ラボンテ・デービッドの願いが叶った。
タンパベイ・バッカニアーズがラインバッカー(LB)のデービッドと1年900万ドル(約13億2,606万円)、最大で1,000万ドル(約14億7,340万円)となる契約で再契約したと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地12日(火)に報じた。
その直後にチームが契約を正式に発表している。
グレッグ・ローゼンタールが選ぶフリーエージェント(FA)のトップ101人のリストにおいて全体29位とされていたデービッドは、すでに輝かしいキャリアを築いており、バッカニアーズで13年目のシーズンを迎える。
オールプロとプロボウルに1回ずつ選ばれているデービッドは、バッカニアーズの選手として181試合に出場し、タックル1,480回、サック33.5回、フォースドファンブル28回、インターセプト12回、ディフェンシブタッチダウン3回を記録している。
フリーエージェントの交渉期間が始まるまで、デービッドは「何が起こるか分からない」としながらも、タンパベイに残り、最終的にはバッカニアーズの選手として引退したいという強い意志を示していた。
2024年が34歳のデービッドにとって最後のシーズンになるかは分からないが、この契約によって、NFLでのキャリアを1つのチームで全うするというデービッドの夢が実現する可能性が残された。
デービッドとの契約は、4年連続でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区制覇を目指すために、主力選手を全員呼び戻すというジェネラルマネジャー(GM)ジェイソン・リヒトのミッションをまた一歩前進させるものとなった。デービッドはフリーエージェントの交渉開始2日目に契約に合意しているが、その前にバッカニアーズはワイドレシーバー(WR)マイク・エバンスとクオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドと再契約を果たし、セーフティ(S)のアントワーヌ・ウィンフィールドJr.もフランチャイズタグの指定によって確保している。
長年バッカニアーズのディフェンスの中軸を担ってきたデービッドは、もうしばらくその役割を担うことになりそうだ。
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