ファルコンズがWRムーニーと3年57億円の契約で合意
2024年03月13日(水) 13:05アトランタ・ファルコンズは、その都度、高額な資金をつぎ込みながらオフェンスを作り変えようとしている。現地11日(月)にクオーターバック(QB)カーク・カズンズを加えたファルコンズは今、カズンズにとってもう1つの武器となる、元シカゴ・ベアーズのワイドレシーバー(WR)ダーネル・ムーニーをチームに迎えることになった。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話として報じたところによれば、ファルコンズとムーニーは3年3,900万ドル(約57億4,417万円)で、そのうち2,600万ドル(約38億2,944万円)が完全保証される契約に合意したという。
身長約180cm、体重約78kgのムーニーは昨季、ベアーズ内で4番目に高い414ヤードを記録したほかに、レシーブ34回、タッチダウン1回をマーク。2021年にレシーブ81回、1,055ヤードという数字を残していた26歳のムーニーだったが、過去2シーズンはベアーズでの役割が減少していた。
とはいえ、受け取る予定の金額に基づいて判断しないまでも、ムーニーはファルコンズではより大きな役割を担うことになりそうだ。ムーニーが受け取る予定の契約金は、実際にはジャクソンビル・ジャガーズがWRゲイブ・デービスと結んだ契約よりも多い。2人のキャリア通算の数字はある程度近いものだが、デービスはキャリア通算のタッチダウン数でムーニーを上回っており、その差は27回対11回となっている。
ファルコンズにはワイドレシーバーのドレイク・ロンドンやタイトエンド(TE)カイル・ピッツといったトップターゲットが定着しており、ランニングバック(RB)ビジャン・ロビンソンを中心とした強力なランゲームもある。しかし、レシーバー陣の厚みと、アウトサイドに位置するもう1人のターゲットが必要であり、ムーニーがその役割を担うことになるはずだ。過去2シーズンはスロットでの出番が多かったムーニーだが、アウトサイドに並ぶこともよくあった。
2020年NFLドラフト5巡指名(全体173位)のムーニーは、NFLでの最初の4年間をベアーズの一員として過ごしてきた。キャリア通算で60試合(先発49試合)に出場しているムーニーはターゲット360回でレシーブ213回、2,593ヤード(平均12.2ヤード)、タッチダウンレシーブ11回を記録したほかに、ラン13回で59ヤード、タッチダウン1回をマークしている。
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