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レイダースがWRレンフロウを放出

2024年03月14日(木) 10:44


ラスベガス・レイダースのハンター・レンフロウ【NFL】

ラスベガス・レイダースの再編が続いている。

レイダースが現地13日(水)アメリカ東部時間16時【日本時間14日(木)5時】に新リーグイヤーを迎えるのに伴って、ワイドレシーバー(WR)ハンター・レンフロウを放出すると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが状況を知る人物の話をもとに報じた。その後、チームがレンフロウの放出を正式に発表している。

レイダースが昨季、WRジャコビ・マイヤースを獲得したことでレンフロウの出場機会が減っていたことを踏まえると、今回の放出は驚きではない。

レンフロウは2024年のサラリーキャップに対して1,371万8,000ドル(約20億2,521万円)を計上する予定だった。レイダースはこの放出によってキャップ上で821万ドル(約12億1,205万円)を節約できる。

「レイダーネーション、この5年間、俺と家族を受け入れてくれてありがとう。オークランドからベガスまで、まるでホームのように感じていた」

「チームメイトやコーチが毎日、鼓舞してくれたからこそ、今の自分がある。あっという間の5年間だった・・・・・・“一度レイダーになったら、ずっとレイダーだ”」

現在28歳のレンフロウは、キャッチ103回、1,038ヤード、タッチダウン9回を記録した2021年シーズンに、プロボウルに選出されている。それに続くオフシーズンに、レイダースはレンフロウとの2年3,200万ドル(約47億2,442万円)の契約延長を実現させた。その契約は功を奏さず、身長約178cmのレンフロウがこの2シーズン記録したレシーブヤードは、トータルで585ヤードにとどまっている。

レイダースは新攻撃コーディネーター(OC)ルーク・ゲッツィのもと、デイバント・アダムスやマイヤース、スピードスターのトレ・タッカーをデプスチャートの上位に据えて前進していく。

予想されていたレンフロウおよびクオーターバック(QB)ジミー・ガロポロの放出は、レイダースが前政権の失策を受けて正しい方向に進んでいくための、最新の動きだと言えよう。

多くのクラブが有望なWR候補生がそろっているドラフトを待つ中で、レンフロウはあまり動きが見られていないレシーバー市場に向かうことになった。

【RA】