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コマンダースがLBワグナーと1年契約で合意

2024年03月14日(木) 11:47


ボビー・ワグナー【NFL】

2024年、ラインバッカー(LB)ボビー・ワグナーの輝かしいキャリアに、新たな舞台が加わる。ワシントン・コマンダースだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話として伝えたところによると、ベテランLBワグナーがコマンダースと最大850万ドル(約12億5,529万円)の1年契約で合意したという。ワグナーの契約には600万ドル(約8億8,608万円)の保証が含まれているとラポポートはつけ加えた。

ワグナーの東への移動は、彼自身のキャリアプランの大きな転換を意味すると同時に、元シアトル・シーホークスの守備コーディネーター(DC)で、今はコマンダースのヘッドコーチ(HC)を務めるダン・クインとの再会を意味する。長年シーホークスに在籍したワグナーは、2022年シーズンにシアトルから地元のロサンゼルスに南下 して、前年にスーパーボウルを制覇したロサンゼルス・ラムズに1年間在籍。しかし、ラムズが低迷するにつれ、ワグナーがこの地にとどまることを望まなくなり、2023年にシーホークスと再契約することになった。

シーホークスとコマンダースの両方で体制が変わったことで、ワグナーは新たな選択肢を見出した。ワグナーはクインHCの下でプレーするために首都ワシントンに向かう。クインはかつて、2013年と2014年に連続してスーパーボウル出場を果たし、そのうち第48回スーパーボウルでは強豪デンバー・ブロンコスに勝利したシーホークスで、リーグ最高のディフェンスを指揮している。こうしたシーホークスの守備陣で重要な役割を果たしたワグナーはスター選手へと上りつめ、2014年にはオールプロのファーストチームに選出された。

マイク・マクドナルド新HCがシーホークスで指揮を執ることになったことで、変化の時が訪れた。ワグナーは親しいコーチの下でプレーするために、東海岸へ向かう。33歳を迎えたワグナーにとって、来季が最後の年となるのではないかと考えるのは当然だろう。しかし、再びプロボウルとオールプロ(セカンドチーム)に選出されたシーズンを終えたばかりのワグナーには、まだ引退する正当な理由が見当たらない。また、ワグナーには新しい仕事もある。ワグナーは、このオフシーズンに積極的な補強を行っているコマンダースの守備陣に加わることになった。この新戦力には、ディフェンシブエンド(DE)ドーランス・アームストロングとクレリン・フェレル、ラインバッカーのフランキー・ルブ、セーフティ(S)ジェレミー・チンが含まれている。

ワグナーは、新しいチームメイトに伝える豊富な知識を携えて、クインHCの下でコマンダースの再建に取り組む一員となるはずだ。

【KO】