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10シーズンを経て引退したことについて「燃え尽きた」とDTアーロン・ドナルド

2024年03月22日(金) 10:43


ロサンゼルス・ラムズのアーロン・ドナルド【AP Photo/Elaine Thompson】

将来の殿堂入りが確実視されているディフェンシブタックル(DT)アーロン・ドナルドが、引退についての沈黙を破り、ソーシャルメディア上で共有した映像を通して、今後公開される動画について予告した。

ドナルドは次のように語っている。

「俺はもうやりきった。満ち足りている。ゲームをプレーする情熱が、もう俺にはないんだ。フットボールが好きなのは変わらないけれど、もう1度キャンプを経て、17試合を乗り切ることを考えると、もう無理してまでやりたいとは思わないんだ。ただ、燃え尽きたんだ。どちらかといえば、満たされた、完走したという表現が一番しっくりくる。10年間でできたことには満足しているし、32歳になった今、フットボール界を引退して、キャリアや人生の次のステップに進む時だと思う。今はもう次に進む時だ」

「満ち足りている」というコメントは、ドナルドが1月にロサンゼルス・ラムズのヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイに引退の意向を伝えた際に使った言葉だ。

異常なまでの競争心を持つドナルドが、フットボールのフィジカルな性質に打ちのめされたと感じても、誰も責めることはできないだろう10年間にわたって注目の的であり続け、17試合、毎試合50回以上のスナップで、300ポンド級(約136kg)のブロッカー2人、時には3人と戦わなければならないのは、とてつもなく消耗することに違いない。ましてや、ギリシア神話の神の彫刻のように鍛え上げられた体を維持するために、どれほどの努力が必要かは言うまでもない。

ドナルドの功績を見れば、そのキャリアに、他に証明すべきことはほとんど残されていない。

ドナルドはこう話している。

「10年間で、10回のプロボウル選出、8回のオールプロ選出、3回の年間最優秀守備選手、最優秀新人賞、2回のNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ制覇、3回のNFC西地区優勝を果たし、スーパーボウルに2回出場して、1勝1敗だった」

5年もすれば、ドナルドはそのリストに「殿堂入り」を加えることができるだろう。

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