フロリダ州オーランドで開催されたNFL年次ミーティングで、各チームは新しいキックオフルールの採用を含め、以下のルール変更案、規定、決議を採択した。

【2024年に承認されたプレールール修正案概要】

デトロイト・ライオンズの提案
規則15第1条第1項を改正。1度チャレンジに成功した場合、チームは判定に対する3回目のチャレンジ権限を獲得。

競技委員会の提案
規則14第5条第2項を改正。両チームによるファウルがある状況において、ポゼッションチェンジの前にオフェンスによるメジャーファウルの施行を許可。

競技委員会の提案
規則15条第3節第3項を改正。パスを投げる前に、パサーが接触で倒れた、もしくはアウトオブバウンズになった場合の裁定を、レビュー可能にする。

競技委員会の提案
規則15条第3節第9項を改正。スナップ前にゲームクロックが切れたという明確かつ明白な視覚的証拠がある場合に、リプレーレビューを認める。

競技委員会の提案
規則12条第2節を改正。危険な可能性のあるタックルテクニックを排除。

競技委員会の提案
1年間に限り、規則6を改正し、次のような新しい形のフリーキックプレーを創設。(1)典型的なスクリメージプレーに似せて両チームの選手をより近くに並べ、スペースとスピードを減らすために動きを制限。(2) より多くのリターンを促進。正しい方法でフリーキックが地面に触れた、もしくはランディングゾーンにいるレシーブ側の選手に触れたかどうかを、リプレーオフィシャルが自動的にレビューすることを許可。

【2024年に承認された規定案概要】

デトロイト・ライオンズの提案
規約および規定第17条第17.3項（C）を改正。ポストシーズンにおける選手の復帰指定数を無制限とする。

ピッツバーグ・スティーラーズの提案
規約および規定第16条第16.6項を改正。トレード期限をシーズン第9週の試合後の火曜日に変更。

競技委員会の提案
第17条第17.6項（C）を改正。各クラブはロースター縮小の最終業務日にリザーブリストに登録されている選手の中から、最大2名を復帰指定することが許可される。このような選手は、直ちにクラブの総指定数の2人としてカウントされる。

競技委員会の提案
標準昇格ルール（練習生を53名ロースターに昇格させる際のルール）を拡大し、クラブが緊急の第3クオーターバックを立てるために、練習生をアクティブリストに昇格させて、正規のクオーターバックにすることを回数無制限で認める。

【2024年に承認された決議案概要】

バッファロー・ビルズの提案
所属クラブと一緒に本拠地から遠征しない選手の故障者レポートを、競争上公平なものにする。

ジャクソンビル・ジャガーズの提案
2023年プレシーズンのコーチブースで提供された特定のホークアイ (審判補助システム)の試験導入を2024年プレシーズンに拡大し、2025年シーズンからは完全に導入する。

【KO】