キックオフ新方式承認後、スティーラーズがRBパターソンと2年10億円の契約で合意
2024年03月27日(水) 11:28キックオフリターンが復活し、ランニングバック(RB)コーダレル・パターソンも戻ってくる。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが現地26日(火)に報じたところによると、爆発力があり、ダイナミックなリターナーであるパターソンが、ピッツバーグ・スティーラーズと2年600万ドル(約9億925万円)の契約を結んだという。
アトランタ・ファルコンズ時代のヘッドコーチ(HC)であり、現在はスティーラーズの攻撃コーディネーター(OC)を務めるアーサー・スミスを追う形で、パターソンはスティールシティへ向かう。スティーラーズのスペシャルチームのリターナーとして重要な役割を期待されるパターソンには、ファルコンズ時代と同じようにランナーやパスキャッチャーとしてオフェンスに参加する可能性もある。
パターソンとスミスの関係を考えれば、理にかなった組み合わせだ。しかし、それ以上に影響力があるのは、NFLが採用した新しいキックオフ方式が、火曜日に実施されている年次リーグミーティングでオーナーから正式に承認されたことだろう。
『NFLネットワーク』のマイク・ガラフォロによれば、パターソンの代理人がオーランドで新方式承認の一報を待っていたという。この変更が必要な24票をクリアした時点で、パターソンがスティーラーズとの契約に合意するのに必要な時間はわずか数時間だったとガラフォロは伝えている。
キックオフリターンタッチダウン9回というNFL最多記録を持つパターソンは、ここ3年間で1,494ランヤード、タッチダウンラン14回をマークしたほか、レシーブ82回で708ヤード、タッチダウンレシーブ6回を記録して、ファルコンズの攻撃陣の貴重な武器であることを証明していた。
スティーラーズが33歳のパターソンを複数の役割で起用しようとするのか、それともリターンのためだけに起用するのか、興味深いところだ。スミスとのこれまでの関係から前者が予想される。新しいキックオフ方式の下で、パターソンのリターンを見る心の準備をしよう。
【KO】