NFLオーナーたちがトレード期限を延長
2024年03月27日(水) 12:10NFLのトレード期限が変更される。
現地26日(火)、NFLのオーナーたちが2024年のトレード期限をシーズン第9週の試合を終えた後の火曜日に延期するという修正案を承認。これを受け、2024年のトレード期限は11月5日(火)となっている(2023年は10月31日)。
これまで、トレード期限はシーズン第8週を終えた後の火曜日とされていた。
2021年シーズンに向けてリーグが17試合制に移行した際、トレード期限はシーズンの延長に合わせて調整されなかった。ピッツバーグ・スティーラーズから提案された2024年のルールは、期限をより集中型のタイムテーブルに戻すものだ。
期限をさらに先延ばしにする――シーズン第10週以降とする――ことを提案するクラブもあったものの、リーグがシーズン第9週を終えた時点にするという、より保守的な選択をしたことで、その案は却下されている。
NFLのトレード期限は、サラリーキャップや契約、補償ドラフト指名権、シーズンの早い時期に行われるといった理由から、他のスポーツに比べて概して動きが少ない。しかし、タンキングを助長することを恐れていたリーグは、期限をさらに延長することに抵抗してきた。
2024年については、トレード期限を1週間遅らせることで、リーグが納得できるバランスをとりつつ、期限前後の動きが増えることが期待されている。
今週、オーナーたちによって可決された、その他の注目すべきルール変更は以下の通りだ。
・キックオフの見直し。
・ヒップドロップタックルの禁止。
・標準昇格ルールの拡大。これにより、各クラブは回数無制限で正規のクオーターバック(QB)を練習生からアクティブリストに加え、緊急時の3番手QBとすることが認められる。これまでは、3番手QBが試合に出る場合はアクティブロースターに登録されている必要があった。
・最初の2回のチャレンジのうち、少なくとも1回に成功した場合、コーチに3回目のチャレンジを許可する。
・パスを投げる前に、パサーが接触で倒れた、もしくはアウトオブバウンズになった場合の裁定を、レビュー可能にする。
・スナップ前にゲームクロックが切れたという明確かつ明白な視覚的証拠がある場合に、リプレーレビューを認める。
【RA】