ラムズがCBトレデイビウス・ホワイトと1年最大15億円の契約に合意
2024年03月27日(水) 12:57コーナーバック(CB)トレデイビウス・ホワイトがNFLキャリアで2つ目のホームを見つけた。
現地26日(火)、プロボウルに2度選出された経歴を持つホワイトがロサンゼルス・ラムズと1年最大1,000万ドル(約15億1,726万円)の契約を結ぶと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが情報筋の話をもとに報じている。
アーロン・ドナルドの引退に伴ってディフェンスの枠組みを再構築しようとしているラムズが、大物選手との契約をまとめた格好だ。一方のホワイトは、しばらく停滞していた自身のキャリアを再び活性化させる機会を手に入れている。
現在29歳のホワイトは、バッファロー・ビルズの一員としてキャリアを開始した2017年シーズンに、ディフェンス部門年間最優秀新人賞の投票で2位につけた。インターセプト数(6回)でNFLをけん引した2019年には、キャリアで唯一のオールプロ選出とキャリア初のプロボウル選出を果たしている。その翌シーズンには3回のインターセプトを記録して再びプロボウルに選出された。
ホワイトは最初の4シーズンに61試合に出場している。
その後はケガが続き、2021年シーズンはサンクスギビングデーに行われた試合でACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂したことで、11試合しか出場していない。そこから回復を果たしたホワイトは、2022年レギュラーシーズンの6試合に出場したものの、2023年シーズンにはまたしてもアキレス腱(けん)を断裂するという痛手を負い、4試合の出場にとどまっている。
負傷が重なった結果、ホワイトはこの3年で合わせて21試合にしか出場していない。そうしたこともあり、ビルズが3月初旬にキャップ削減のために選手を放出していた流れで、ホワイトはその犠牲になった。
今後、ロサンゼルスで再起を図ろうとしているホワイトは、昨シーズンに被パスヤードで20位につけ、コビー・デュラントや新加入のダリウス・ウィリアムスを抱えているラムズのセカンダリーに加わる。
ホワイトはキャリア通算でインターセプト18回、パスディフェンス68回、フォースドファンブル5回、ファンブルリカバリー5回、ディフェンシブタッチダウン1回を記録してきた。その計り知れない才能が疑問視されたことは一度もない。ここ数年で調子が狂っていたのはケガのせいだ。
運が良ければ、ホワイトは2024年にラムズで復調できるだろう。
【RA】