カウボーイズQBプレスコットは2024年シーズンも現行契約のままプレーする見込み
2024年03月27日(水) 13:26ダラス・カウボーイズとダック・プレスコットは、現行契約の最終年を最後まで戦い抜く意向だ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地26日(火)に計画を知る人物の話を元に報じたところによると、カウボーイズとプレスコットは2024年シーズンに向けての契約調整は行わないことで相互理解を示しているという。
カウボーイズは巨額のサラリーキャップ額を下げるため、今オフシーズン中にプレスコットとの契約を延長する必要があると思われていた。最終的に、カウボーイズとプレスコットは現行契約をこのままにして、2024年シーズン終了後に結論を出すのが最善と判断している。
今月初め、カウボーイズは500万ドル(約7億5,872万円)のロースターボーナスを契約ボーナスに変換し、プレスコットのサラリーキャップ額を400万ドル(約6億693万円)削減した。それでもまだ5,544万5,000ドル(約84億1,347万円)という数字だ。また、カウボーイズは2028年までの無効年(見かけ上の契約年に含まれるものの、事実上契約は無効になる)を2年間追加している。
プレスコットは2021年に4年1億6,000万ドル(約242億7,224万円)の契約を結んだが、これにはノートレード条項とノータグ条項が含まれていた。契約延長の目処が立たず、プレスコットは2025年にフリーエージェント(FA)への道を歩むことになる。カウボーイズが最終的にプレスコットと延長契約を結ばなかったとしても、2025年のサラリーキャップには4,046万ドル(約61億4,004万円)が計上される。
2021年にカウボーイズがプレスコットにフランチャイズタグを2年連続して行使した結果、プレスコットは大きな影響力を持った。その影響力のおかげで、プレスコットはカウボーイズが希望した5年契約よりも短い4年契約で交渉することができた。膨大なキャップナンバーを考えれば、プレスコットは今でも大きな影響力を持っている。その力に屈することなく、カウボーイズは事態の推移を見守ることに満足しているようだ。
両者にはまだ事態を解決する時間が残されている。カウボーイズのオーナーであるジェリー・ジョーンズには将来のことを心配している様子はなく、火曜日にこう語っていた。
「私たちは現状を維持する。契約はある。今年に関しては万全の準備が整っているし、どう考えているかは進むにつれて分かるだろう」
プレスコットがフリーエージェントに向けてはっきりとした道を進んでいるため、次のオフシーズンにダラスは荒れ模様になるかもしれない。
【KO】