ジェッツがイーグルスからOLBレディックを獲得、条件付き2026年ドラフト3巡目指名権とトレード
2024年03月30日(土) 08:05アーロン・ロジャースとの2シーズン目に向け、ニューヨーク・ジェッツは出費を惜しまず、現地29日(金)に重大なトレードに踏み切った。
ジェッツが獲得したのはアウトサイドラインバッカー(OLB)ハサン・レディックだ。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートがフィラデルフィア・イーグルスとジェッツのトレードを報じている。
ジェッツはレディック獲得と引き換えに、条件付きの2026年ドラフト3巡目指名権をイーグルスに渡すが、ラポポートによれば、レディックの出場時間が67.5%を達成し、最低でも10回のサックを記録すれば変更可能だという。また、NFLネットワークのマイク・ガラフォロはレディックが現行契約の最終年にあたる2024年に受け取る予定だった報酬総額のうち、1,450万ドル(約21億9,464万円)をジェッツが負担し、イーグルスは3月上旬にレディックに支払われた100万ドル(約1億5,135万円)のロースターボーナスを負担すると伝えている。
言うなれば、エッジラッシュ陣の交換とも表現できる。パスラッシュのスペシャリストであるブライス・ハフがイーグルスと3年総額5,110万ドル(約74億7,294万円)の契約を結んでジェッツを去った数週間後に、ジェッツとイーグルスがレディックをニューヨークに送り込むことで合意した格好だ。
2月にはイーグルスがレディックにトレード追求を許可していたものの、レディックの報酬がイーグルスにとっては難点だった。イーグルスは悪夢の2023年を受けてショーン・デサイを解任、ベテランコーチのビック・ファンジオを迎え、3年連続で守備コーディネーターを変更して2024年シーズンに挑む。これらの要因が重なり、イーグルスはレディックのトレード要求を受け入れることになったが、3月末にそのビジネスパートナーを見つけるに至った。
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