「シーズン第1週の先発になる」ためにコマンダースに加入したとGアレグレッティ
2024年04月01日(月) 10:36カンザスシティ・チーフスで5シーズンを過ごしたガード(G)ニック・アレグレッティが新天地を見つけ、ワシントン・コマンダースと契約を結んだ。
5シーズンのすべてをカンザスシティで過ごしてきたにもかかわらず、アレグレッティが先発オフェンシブラインマン(OL)の一員になる機会はそれほど多くなかった。現在、アレグレッティはその座をかけて競うチャンスを手に入れている。
チーム公式サイトによると、アレグレッティは「カンザスシティのみんなを心から尊敬しているし、あそこでの役割を楽しんでいたけど、キャリアの中で、シーズン第1週の先発になりたいと思う時期を迎えていたんだと思う。それがワシントンに来た目的だ」と話したという。
アレグレッティは2023年シーズンにチーフスで全17試合に出場したものの、先発したのはレギュラーシーズン最終戦の1試合のみだった。2022年には3試合、2020年には9試合で先発を務めた一方で、2021年と2019年には一度も先発していない。実力を証明するチャンスを待ち望んでいた中で、Gジョー・トゥニーが胸筋を断裂した昨シーズンに、アレグレッティはそのチャンスを手に入れた。
今こそ輝く時だと告げられたアレグレッティは、その通り輝きを放っている。27歳のアレグレッティはバッファロー・ビルズと対戦したディビジョナルラウンドで起用され、勝利に貢献。ボルティモア・レイブンズと対峙したAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームでも同様に活躍した。
そして、アレグレッティは1年で最も重要な試合にも出場。彼を止めるものは何もなかった。アレグレッティは第58回スーパーボウルでUCL(内側側副靱帯/ないそくそくふくじんたい)を断裂したものの、それを抱えながらプレーを続け、チーフスがスーパーボウルチャンピオンになるのを後押ししている。
コマンダースがフリーエージェント(FA)選手を獲得してあいた穴を埋めようと試みている中で、アレグレッティはダン・クインHC(ヘッドコーチ)率いるチームに新たに加わった選手の1人となった。
アレグレッティは「これは素晴らしい機会だ」と強調。
「クインコーチと、彼がキャリアで成し遂げてきたことをものすごく尊敬している。ここに加入して競争する絶好の機会があるように見えた。それだけが自分の望みだった」
つい最近、負傷したにもかかわらず、アレグレッティは自分がオフェンシブラインのスポットをかけて競うことになると考えている。すでに回復力を見せつけているアレグレッティは、まったく新しいチームで6シーズン目を迎えようとしている中で、自身の能力に自信を持っているようだ。
「スターターのようだと感じた」とコメントしたアレグレッティは「初日の先発になる可能性があるのは分かっていたし、それを証明するためにここに来た」と続けた。
【RA】