「明白な」OLのニーズには複数の手段で対応するとシーホークスGMシュナイダー
2024年04月01日(月) 09:45プレーオフ進出をあと一歩のところで逃した昨シーズンから改善することを目指しているシアトル・シーホークスは、クオーターバック(QB)ジーノ・スミスを守る役割を担う選手たちの大幅な入れ替わりに対処しなければならない。
3月、先発を務めていたセンター(C)エバン・ブラウンやガード(G)ダミエン・ルイス、Gフィル・ヘインズといった選手を含む5人のオフェンシブラインマン(OL)がフリーエージェント(FA)となり、チームを去った。これにより、オフェンシブフロントには明らかな空白ができている。
先週、ジェネラルマネジャー(GM)ジョン・シュナイダーはオフェンシブラインを強化する必要性を認めた上で、シーホークスはこの懸念に対処するために複数のアプローチを模索しているとつけ加えた。
チーム公式サイトによると、シュナイダーGMは『Seattle Sports 710 AM(シアトル・スポーツ710AM)』に出演した際に「フリーエージェントの第2段階でベテランのオフェンシブラインマンを何人か獲得し、それをドラフトと比較するつもりだ」と話し、「今のチームにそれが必要なのは、かなり明白だと思う」と続けたという。
シーホークスは現時点で、昨季にヒューストン・テキサンズで13試合に先発出場したオフェンシブタックル(OT)ジョージ・ファントと契約を結んでいる。また、2023年シーズンにおける先発数は合わせて2試合ではあるものの、Gトレメイン・アンチュラムとCニック・ハリスも獲得した。しかし、ロースター作りは始まったばかりであり、ドラフトも魅力的な手段になりうるだろう。
ドラフトでOLを指名するのか、その場合はどのタイミングが最適なのかと議論を進める中、シーホークスは今年のドラフトで全体16位指名権を含む7つの指名権を保持している。
シュナイダーGMは「ドラフトはどのようなものになるのか? 異なるレベルはどうなる? カットオフは? ある選手を獲得するためにどこまでプッシュするのか、あるいは、特定の選手や候補生の才能レベルと比較して、3、4人を含む可能性がある別の選手グループに手を出すために後退するのか。これから4週間、私たちは常にその点を評価していくことになる」と語った。
誰であったとしても、その選手はリーグの中でも特に若いユニットに加わることになる。2023年に少なくとも6試合に先発出場したGアンソニー・ブラッドフォードやOTチャールズ・クロス、OTエイブラハム・ルーカスは、いずれもこの2年以内にドラフトされた選手だ。彼らは今季、より多くの出場機会を得る中で、伸びしろのあるグループを率いることになる。
シュナイダーGMは「(レイクウォン)オニールやマクレンドン・カーティスといった若手選手も気に入っているし、昨年の初戦直後に加えた選手で本当に気に入っている選手も何人かいる」とコメント。
「だから、ファンが必ずしも知っているわけではないかもしれないが、彼らは私たちが楽しみにしている若手選手たちだ」
フリーエージェントの第一波が過ぎ去り、獲得可能だった大物選手の何人かはすでにどこかと契約を結んでいるものの、オフシーズンはまだしばらく続き、選手を加えることもできる。オフェンシブラインを構築するための作業は、昨年とはまったく異なるものになるだろう。
「あいている部分について話すとき、私たちはよし、すべての答えを見つけたから仕事はここで終わりだ、というような態度をとらないことを誇りに思っている」と述べたシュナイダーGMは「私たちは1年365日、このチームを構築し続けているし、常にそれをやっていくというのは、決して変わらない・・・絶え間ないプロセスなのだ。先日、マイク(マクドナルド、ヘッドコーチ/HC)も話していたと思うが、来週にプレーするわけではないから、常にすべてのことに取り組んでいくつもりだ」と続けた。
【RA】