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「去りたかったら、とっくに去っている」とトレードのうわさを否定するレイダースWRアダムス

2024年04月16日(火) 13:15

ラスベガス・レイダースのデイバント・アダムス【AP Photo/Steve Marcus】

ラスベガス・レイダースのワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスをめぐるトレードのうさわは、ヘッドコーチ(HC)の交代や、31歳でありながら強豪チームでプレーを望んでいるアダムスの意向など、複数の要因により1年以上前から流れ続けている。

現地14日(日)にラスベガスで行われたユースフットボールキャンプで、アダムスは記者団に対してトレードされる気はないと語った。

『The Athletic(ジ・アスレチック)』のタシャン・リードによると、アダムスはこう述べたという。

「もし俺がチームを離れたいと思っていたら、もうとっくに去っているよ。ここが俺がいたい場所なんだ」

レイダースは2022年の春、1巡目および2巡目のドラフト指名権と引き換えにアダムスを獲得し、5年1億4,000万ドル(約216億998万円)の契約を結んだ。このトレードでアダムスは、大学時代のチームメイトであり親友でもあるクオーターバック(QB)デレック・カーと再会。しかし、ジョシュ・マクダニエルズHCの指揮するレイダースの不安定な状況が、すべてに影を落とした。

アダムスはレイダース移籍初年度に1,515ヤード、リーグ最多のタッチダウン14回をマーク。しかし、レイダースがカーをベンチに下げ、そのあと放出したことから、昨オフシーズンにはチームがスターWRアダムスを放出するのではないかという憶測を呼び起こされた。しかし、そのようなことは起こっておらず、アダムスは2023年シーズンの成績を下げながらも(1,144ヤード、タッチダウン8回)、マクダニエルズHCの解任とアントニオ・ピアースのヘッドコーチ採用によってレイダースの運営全体が改善されたため、チームにとどまることを望んでいると示唆した。

アダムスは、レイダースがピアースをフルタイムのヘッドコーチに採用したことについて、次のようにコメントしている。

「すでにチームの士気が高まっている。俺たち全員が求めていたことだ。これまでと同じマインドセットで続けることができる。彼(ピアースHC)こそが俺たちに必要な人物だ。今すぐ仕事に取りかからないといけない。重要なのは、俺たちが今、何をしようとしているのかだ」

アダムスの契約はあと3年残っているが、2024年が保証付き契約の最終年だ。アダムスに対するキャップ額は、今年の2,535万ドル(約39億1,296万円)から次の2年間で4,410万ドル(約68億716万円)まで跳ね上がる。

【KO】