ドラフトについて「あらゆるポジションに少しずつニーズがある」とレイダースGMテレスコ
2024年04月24日(水) 12:25この4年間で3度目のこととして、ラスベガス・レイダースでは新しいジェネラルマネジャー(GM)がドラフト当日の最終決定を行うことになる。
しかし、レイダースのGMトム・テレスコは、過去11シーズンにわたってロサンゼルス・チャージャーズのロースター構築に携わっており、ドラフトに関して決して素人ではない。レイダースでの最初のドラフトに臨むテレスコGMは、チームに多くの穴が存在することを知っている。
『The Athletic(ジ・アスレチック)』のタシャン・リードによると、テレスコGMは現地22日(月)に次のように語ったという。
「あらゆるポジションに少しずつニーズがある。どのポジションも、今年のドラフトで候補から外されることはないと思う」
レイダースはクオーターバック(QB)、コーナーバック(CB)、オフェンシブタックル(OT)、ワイドレシーバー(WR)を含むロースター全体に穴があり、また、インテリアオフェンシブラインマンの選手層を厚くする必要もある。
最も穴が目立つのはクオーターバックであり、レイダースのデプスチャート上位には現在、エイダン・オコンネルとベテランのガードナー・ミンシューがいる状態だ。現時点でドラフト全体13位指名権を保持するレイダースが、トップのQB候補生の1人を獲得するには、一気に順位を上げる必要がある。
テレスコGMは月曜日に、事実上すべてのジェネラルマネジャーがあらゆる選択肢を検討中であるという最近の論調に言及し、こうコメントした。
「ニュース速報。GMはトレードアップ、トレードダウン、現在の位置での指名にオープン」と発言したテレスコGMは「みんないつも同じことを言っている」と続けている。
テレスコGMがトレードダウンすることはないということは、経験則から推測できる。チャージャーズ在籍中、テレスコGMは何巡目であれ、一度もトレードダウンしたことはない。その一方で、テレスコGMは4回トレードアップしており、そのうち1回は1巡目での動きだった。
テレスコGMがクオーターバックを獲得するために大きなトレードを行う気がない限り、レイダースはおそらく13位指名権で順番を待つことになるだろう。埋めるべき穴が複数あるため、特にドラフト後半では、テレスコGMはポジションを決めつけず、自分の選定基準に従って選手を指名することに結果を委ねるつもりだ。
テレスコGMはさらにこうつけ加えた。
「われわれは将来のためにドラフトしている。1年目のルーキーとして、最初からどこかにフィットすることはそれほど重要ではない。歴史的に見ても分かるように、ルーキーのうち3分の1以下、場合によってはルーキーの約30%しか、ルーキーイヤーに大きな役割を果たすほど多くのスナップ数を得ていない。それが現実だ。現時点でどんなニーズがあろうと、あるいはどんなニーズがあると思われようと、ドラフトで指名する選手たちについては先を見据えている」
【KO】