コマンダースの全体2位指名選手はルイジアナ州立大学のQBジェイデン・ダニエルズ
2024年04月26日(金) 10:02新たなフランチャイズシグナルコーラーとともに、D.C.に新時代がやってくる。
ワシントン・コマンダースが2024年NFLドラフトの全体2位で、ルイジアナ州立大学のクオーターバック(QB)ジェイデン・ダニエルズを指名した。コマンダースにとっては、新オーナーであるジョシュ・ハリス時代の、そして、ジェネラルマネジャー(GM)アダム・ピータースとヘッドコーチ(HC)ダン・クインのパートナーシップが形成されてからの、最初のドラフトピックにあたる。
このオフシーズンに昨年の先発QBであるサム・ハウエルをトレードに出し、バックアップQBマーカス・マリオタと契約を交わしたことから、コマンダースが全体2位でクオーターバックを指名するのは明白だった。ただ、問題はそれが誰になるかだ。
新首脳陣は、その答えを2023年ハイズマントロフィー受賞者に見いだした。
刺激的なプレーメイカーであるダニエルズは、空中から相手ディフェンスに急襲をかけることができる一方、ナイフのように道を切り開いてグラウンドで大きなゲインを得ることも可能だ。身長約193cmのダニエルズは爆発力のある達人であり、カレッジ時代の映像はビッグプレーの集合体となっている。
アリゾナ州立大学で3シーズンを過ごした後、ダニエルズは2022年にルイジアナ州立大学に移った。そこで飛躍を遂げたことで、NFLでの継続的な成長にも期待が持たれている。
NFLでプレーする上で最も大きな懸念は、動きの中で自身を守る能力だ。カレッジ時代には何度か大きな衝突を経験している。細身であるダニエルズには、いつダウンして、こういった大きな衝突を避けるかを学ぶ必要があるだろう。
新時代を始めるにあたり、コマンダースは未来のチームの顔を見つけている。ダイナミックなデュアルスレットのクオーターバックにはスリリングなスキルと今後の成長の余地があり、ポテンシャルを最大に発揮できれば、ドラフトで最も恐ろしい選手になる可能性もある。
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