ペイトリオッツ、全体3位でノースカロライナ大学QBドレイク・メイを指名
2024年04月26日(金) 10:28改革を経てヘッドコーチ(HC)ジェロッド・メイヨとスカウティングディレクターのエリオット・ウルフが率いる形となったニューイングランド・ペイトリオッツは、新体制の最初のオフシーズンにフランチャイズクオーターバック(QB)を選択している。
現地25日(木)にデトロイトで行われているNFLドラフトの全体3位で、ペイトリオッツがノースカロライナ大学QBドレイク・メイを指名した。
ペイトリオッツの最後の1巡目指名QBでの賭けは、ビル・ベリチック前HC時代の終わりにしぼんでしまった。ルーキーシーズン以上の成長を見せることのできなかったQBマック・ジョーンズは、最終的に今オフシーズンにジャクソンビル・ジャガーズにトレードされている。
メイを迎えた今、ペイトリオッツには以前より有望な要素がある。
スポーツの典型とも言える身長約193cm、体重約101kgという体格のメイは、周囲からうらやまれるような腕さばきの持ち主でもある。その腕の強さによって、どんな風が吹いていてもフィールドのあらゆる場所に速い球を届けることができるものの、速いだけがとりえではなく、必要とあればさまざまなスピードを使い分けることが可能だ。
風が吹き荒れることもあるフォックスボロの厳しい冬には、冷たい空気を切り裂くビッグアームは大きな武器になるだろう。また、メイの体格も有利な要素だ。
4人兄弟の末っ子(兄ルークはノースカロライナ大学でバスケットボールの全国チャンピオンに)であるメイは、タフさを特色としている。ポケットでプレッシャーにさらされることもいとわず、ヒットを受けながらもパスを投じられると信じるだけの腕がある。プレッシャーを逃れる能力もあり、第1ダウンを更新し、ディフェンダーの間を走り抜けることができるかたわら、大きなヒットを避けるためにスライドすべきタイミングも心得ている。
正確性と判断力の部分で改善しなければいけない部分はあるが、恵まれたフィジカルと競争心、知性は、プロへの移行をスムーズなものにしてくれるはずだ。
誰が新時代のクオーターバックになるのか? ペイトリオッツはその疑問に答えを見つけた。
メイこそ、その人だ。
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