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ドルフィンズの一員としての引退を望むWRヒル、「マイアミにずっといたい」

2024年05月07日(火) 13:16


マイアミ・ドルフィンズのタイリーク・ヒル【NFL】

ワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルはマイアミ・ドルフィンズで過ごした最初の2シーズンで連続してオールプロに選出され、1試合平均100ヤード以上を記録した。

ヒルはサウスビーチで楽しい日々を送り続けたいと思っている。

『Dolphins Wire(ドルフィンズ・ワイヤ)』によると、ヒルはポッドキャスト“Around The Bar(アラウンド・ザ・バー)”に出演した際に次のように述べたという。

「マイアミは大好きだ。マイアミのすべてが大好きだ。妻も、子どもたちも、母もみんなマイアミが大好き。美しい街だ。本当にいろいろなことができる」

「マイアミで引退したいけれど、仕事の流れや人々があちこちで昇進することとか、NFLにはそういう動きがある。そのことはみんな分かっているのさ。でも、マイアミは素晴らしい街だ。俺は自分がプレーするチームを愛しているし、ロッカールームのみんな、ヘッドコーチ、GM(ジェネラルマネジャー)も大好きだ。だからこそ、契約してほしい。みんなが大好きだから、マイアミにずっといたい。ずっとここにいさせてほしい」

ドルフィンズが再びポストシーズン進出を目指す中、ヒルは当面の間はどこにも行かないだろう。最近、ドルフィンズはWRオデル・ベッカムとインセンティブつきの1年契約を結んだが、これはヒルの周りのオフェンスを強化するためであって、決してヒルと差し替えるためではない。

スピードが持ち味の30歳のヒルが今後どのようなキャリアを展開するのかは分からない。特に、2022年にチーフスがヒルをドルフィンズへトレードするのを予想していた人はまずいなかったことを考えるとなおさらだ。

ドルフィンズと今後3シーズンの契約を結んでいるヒルだが、早ければ来年にも新しい契約を結ぼうとするかもしれない。2025年以降の契約にはもう保証金はないのだ。チーフスで起こったように状況が膠着(こうちゃく)状態になれば、ドルフィンズは早ければ来シーズンにもヒルを手放すことを検討する可能性がある。

ヒルの契約最終年である2026年に予定されている基本給は4,390万ドル(約67億7,030万円)で、サラリーキャップは5,630万ドル(約86億8,264万円)に膨らむ。ヒルがこの2026年の額でプレーすることはないと考えていいだろう。今後2年以内の契約延長でこの金額が下がることで、ヒルが希望通りにマイアミでキャリアを終えるか、あるいはドルフィンズがヒルを手放してキャップを4,500万ドル(約69億3,758万円)節約するかのどちらかだ。

今後の数シーズンがどのように展開しようとも、ヒルは自分の足が動かなくなるまで相手のディフェンシブバック(DB)たちを苦しめるつもりだ。

引退について聞かれたヒルは「この足がもう動かなくなるまで、使い続けたいんだ」とコメントしている。

【KO】