【2018年プロボウル】序盤はNFCがリードも土壇場でAFCが逆転!
2018年01月29日(月) 12:24現地28日(日)、フロリダ州オーランドにあるキャンピング・ワールド・スタジアムで2018年プロボウルが開催された。AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)はピッツバーグ・スティーラーズのマイク・トムリンがヘッドコーチ(HC)としてチームをまとめ、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)はニューオーリンズ・セインツを率いるショーン・ペイトンがヘッドコーチを務めた。
オープニングドライブはドリュー・ブリーズ(セインツ)が先発クオーターバック(QB)としてフィールドに入ったNFCがテンポよくAFC陣地に進み、ロサンゼルス・ラムズのランニングバック(RB)トッド・ガーリーのランなどでヤードを稼ぐと最後はブリーズからミネソタ・バイキングスのワイドレシーバー(WR)アダム・シーレンに8ヤードパスがつながって先制のタッチダウンをマーク。
AFCがフィールゴールを返すも、第2クオーター開始直後のNFCのパントでWRタイリーク・ヒル(カンザスシティ・チーフス)が雨に濡れたボールをつかみ損ねてしまい、NFC陣営にリカバーされてターンオーバーを喫した。攻撃権を得たNFCはフィールゴールを決めてリードを広げ、さらに、AFCの先発QBを務めたベン・ロスリスバーガー(スティーラーズ)がチームメイトのWRアントニオ・ブラウンに投じたロングパスをミネソタ・バイキングスのセーフティ(S)ハリソン・スミスがインターセプトし、そのまま79ヤードを駆け抜けてタッチダウンを挙げている。前半終了間際にはフィールゴールで加点し、NFCが20対3とリードしていた。
しかし、ハーフタイムを終えると流れが一変。ロスリスバーガーからバトンを受けて前半終盤からAFC攻撃陣を率いたQBアレックス・スミス(チーフス)がテネシー・タイタンズのタイトエンド(TE)デラニー・ウォーカーに4ヤードパスを通してタッチダウンすると、NFCの2番手QBラッセル・ウィルソン(シアトル・シーホークス)のパスをインターセプトして攻撃権を確保し、RBルショーン・マッコイ(バッファロー・ビルズ)が2ヤードのタッチダウンランを記録。これでAFCが3点差に迫る。
追われる立場のNFCは第4クオーターにフィールゴールの追加点を得たが、残り4分を切って始まったAFCの攻撃ドライブで3番手のQBとして出場したデレック・カー(オークランド・レイダース)が放った18ヤードパスをタイタンズのTEウォーカーがキャッチしてタッチダウンを成功させ、土壇場でAFCが逆転を果たした。続くNFCの攻撃ドライブはロサンゼルス・ラムズのQBラッセル・ウィルソンがサックされてファブルを喫し、AFC陣営にボールがリカバーされたため、ターンオーバーとなって万事休す。
2年連続してオーランドで行われたプロボウルは終盤に試合をひっくり返したAFCが1点差を守ってNFCを下している。