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NFLチーム研究所:Week 30 – デンバー・ブロンコス

2017年11月18日(土) 12:01

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ブロンコスは1960年、野球のマイナーリーグ、デンバー・ベアーズを所有していたボブ・ハウサムがAFLオリジナルメンバーの1つとして設立した。

チーム名のブロンコスは命名コンテストによって選ばれたもので、地元コロラド州出身のウォード・ビニングが執筆した随筆に由来している。

ハウサムはわずか1年、AFLに参加しただけでブロンコスとベアーズをビジネスマンのジェラルド・フィップスに売却し、フィップスが2代目オーナーとなった。フィップスは1970年のAFLとNFLの合併後、NFLの会計委員会会長を務めたが、1981年に金融業を営むエドガー・カイザーにチームを売却した。

さらにカイザーは1984年にチーム株式の60.8%を一家で石油事業を成功させていたパット・ボウレンに売却し、以後はボウレンが筆頭オーナーを務めている。ただ、1998年にチームの株式の10%を元ブロンコスのクオーターバック(QB)で現ジェネラルマネジャーのジョン・エルウェイに売却することをボウレンが発表すると、株式売買合意条件に反しているとカイザーがボウレンを訴える事態となった。訴訟は2008年まで続いたが、結局、エルウェイへの売却は問題なしとの判決が出ている。

ボウレンは現在ブロンコスの他、プロラクロスのデンバー・アウトローズのオーナーでもある。ただし、2010年以降、ブロンコスの経営に関してはエルウェイとチーム社長のジョー・エリスに任せるようになった。

チームのロゴは1969年までいずれも暴れ馬にフットボール選手が乗る様子を描いた2種類のイラストが使用された。その後、1968年にヘルメットのデカルとして採用されたオレンジの“D”の文字の中に立ち上がった白馬が荒い息を吐く様子のイラストが描かれ、1970年からはチームロゴとしても採用された。1997年にはチームカラーのネイビーブルーで描いたオレンジのたてがみを持つ白馬の頭部のイラストが採用され、現在に至る。ヘルメットのデカルもこのロゴが使用されている。

【渡辺 史敏】

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