NFLチーム研究所シーズン2:Week 17 - バッファロー・ビルズ
2018年03月31日(土) 08:38
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1960年にAFL創設メンバーの一角として設立されたビルズの最初のホームはウォーメモリアル・スタジアムだった。
ニューヨーク州バッファロー市のダウンタウン近くに立地し、1937年にオープンしたフットボールや野球に使用できる屋外型の多目的スタジアムで、収容人数は約4万6,500人。
ビルズは同スタジアムを使用し続けたが、1970年のAFLとNFLの合併にあたり、スタジアムの収容人数は5万人以上と定められたため、規格外とされてしまう。そのため、初代オーナーのラルフ・ウィルソンは1971年にシアトルやタンパへの移転を示唆した。チームを失うことを恐れたバッファロー市を含むエリー郡はバッファローの郊外、オーチャードパークに新スタジアムを建設することを決定し、1972年に着工、1973年に完成したのがリッチ・スタジアムである。
リッチというのはバッファローに本社を置く、食品企業リッチ・プロダクツに由来するもの。25年契約150万ドルでネーミングライツ契約が結ばれた。これは北米スポーツにおけるネーミングライツ契約の先駆的なものの1つである。1998年に契約が満了すると、ウィルソンの功績を称え、ラルフ・ウィルソン・スタジアムに改称された。
同スタジアムは屋外型のフットボール用スタジアムでオープン当初の収容人数は約8万人だった。1984年のスイートボックス設置に始まり、大型ビジョンの設置や人工芝の張り替えなどこれまで何度もリノベーションが行われ、近代化が図られてきた。直近のリノベーションはエリー郡とのリース契約が10年延長された2012年だ。大型ビジョンの増設やチームストア、物販施設の大型化、入場ゲートの増設などが行われている。こうした度重なるリノベーションで収容人数は7万1,608人に増えている。
2016年、バッファローに本社を置くヘッドウェア&アパレルブランドのニューエラがネーミングライツを獲得、以降、ニューエラ・フィールドに改称されている。
【渡辺 史敏】
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