「最高のチェス駒」であるSハミルトンは「リーグで最高の選手の1人」とレイブンズ新DCオアー
2024年05月27日(月) 12:48ボルティモア・レイブンズがAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区を制覇し、カンファレンスの第1シードを獲得したシーズンに、セーフティ(S)カイル・ハミルトンは素晴らしい活躍を見せた。
キャリア2年目にさまざまな面で好成績を残したハミルトンは、フィールドのあちこちで見事なプレーを見せ、オールプロに選出されている。
新たにレイブンズの守備コーディネーター(DC)に就任したザック・オアーは、それがハミルトンにとって始まりに過ぎないと確信しているようだ。また、オアーはハミルトンがすでにNFL屈指の才能を持つことを知らしめたと考えている。
チーム公式記録によると、オアーDCは先週に「カイル・ハミルトンは最高のチェス駒で、リーグで最高の選手の1人だと思う」と述べたという。
「彼にはいつか、ここでリーグのディフェンシブMVPになってもらいたいと思っている。彼にはそういう才能や仕事への姿勢があるし、そういうタイプの人間だと思う」
レイブンズから2022年NFLドラフト全体14位で指名されたハミルトンは、新人時代に16試合に出場し、4試合で先発を務めて将来性を垣間見せた。その後、ハミルトンは2023年に世間をあっと言わせるようなパフォーマンスを見せている。
プロボウルにも選出された昨季に、ハミルトンは15試合に先発してタックル81回、インターセプト4回、パスディフェンス13回、サック3回、タックルフォーロス10回を記録。オアーDCがハミルトンをチェスの駒に例えた理由は、その多用途性と、あらゆる局面で試合に影響を与える能力にある。
ロースターとスタッフの入れ替わりによって、レイブンズのディフェンスが2023年の成功を維持できるかが疑問視されている中、ハミルトンがすべてのカギを握ると考えているオアーDCは次のように語った。
「彼が最高のチェス駒なのは、オフェンスの出方によって、どこでもプレーできるからだ。セーフティも、ディープセーフティも、ボックスセーフティも、コーナーも、ニッケルも、バッカーも、アウトサイドラインバッカーもこなせる。パスラッシュができることもご存知だろう。カイル・ハミルトンを高く評価するのは、彼がそれに取り組み、賢い選手だからだ。つまり、彼は与えられるさまざまなボリュームに対応できる。彼は3年目を迎えるにあたって、もっと多くのことをやりたがっていると思うし、どうなるか見ていこう」
【RA】