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「できる限り長くプレーする」つもりのWRアレン、ベアーズとの契約延長にも前向きな姿勢

2024年06月06日(木) 15:34


シカゴ・ベアーズのキーナン・アレン【AP Photo/Nam Y. Huh】

ワイドレシーバー(WR)キーナン・アレンは今オフシーズンに行われたトレードで、ロサンゼルス・チャージャーズからシカゴ・ベアーズに移籍。12年間のNFLキャリアで初めて新しいフランチャイズに加わった。

32歳のアレンはウィンディシティで1年以上を過ごすことも悪くないと考えているようだ。
  
『Chicago Sun-Times(シカゴ・サンタイムズ)』によると、アレンは現地4日(火)に「できる限り長くプレーするつもりだ。契約延長に関しては、プレーが決め手になるだろうし、俺が気に入るようなオファーを彼らが出してくれたら、そこから話を進める」とコメントしたという。

D.J.ムーアとの契約が継続中である上に、ドラフトでローム・オドゥンゼを指名したため、ベアーズがアレンの契約延長を急ぐ必要はないが、2024年シーズンの展開次第では、そうなる可能性がある。

アレンが指摘しているように、ミネソタ・バイキングスとジャスティン・ジェファーソンが締結した契約によって“市場はリセットされたばかり”だ。ダラス・カウボーイズのシーディー・ラムやシンシナティ・ベンガルズのジャマール・チェイス、ティー・ヒギンズ、サンフランシスコ・49ersのブランドン・アイユークといった選手たちも新契約を控えている中で、生産性の高いレシーバーの相場は今後も上昇し続けるだろう。

アレンは13試合に出場してキャッチ108回、1,243ヤード、タッチダウン7回を記録した昨シーズンを含め、キャリアを通してNFL屈指の安定したレシーバーとして活躍してきた。しかし、最近はケガが心配の種になっており、アレンはこの2シーズンで11試合を欠場している。

健康状態を維持できれば、アレンは新人クオーターバック(QB)ケイレブ・ウィリアムズが頼りにできるようなベテラン選手となる。全17試合に出場し、チャージャーズ時代と同じような活躍を見せれば、オフシーズンにはアレンの獲得を目指すチームが現れるだろう――ベアーズが先手を打たなければ。

「いつもやっていることをやって、ありのままの自分でいようとすること。それが今の目標だ」と語ったアレンは「選手たちはどんどん良くなっていくだろう。より若く、大きく、強く、速くなって、ハードルを上げ続けていくはずだ。彼らが自分の仕事をきちんとやっている限り、それでいい。俺のようなベテランは、自分の仕事を続け、でしゃばらないようにしながら、報酬を受け取る」と続けている。

NFLで3回目の大型契約を手に入れるのは珍しいことだ。しかし、負傷する傾向にあるわけではなく、この2シーズンが異常だったのだとアレンが証明できれば、どこかのチームがその生産性に大枚をはたくだろう。

【RA】