今季のテキサンズWR陣は「ビッグプレー」を連発すると予想するWRシムズ
2024年07月08日(月) 11:23ヒューストン・テキサンズはステフォン・ディッグスをワイドレシーバー(WR)陣に迎えるという魅力的な補強を行なった上で、2024年シーズンに臨む。
プロボウルに4回選出された経歴を持つディッグスをトレードで獲得したことで、テキサンズはディッグスの他に、タンク・デルやニコ・コリンズ、ジョン・メッチー三世、ベン・ショーロニク、スティーブン・シムズといった選手をワイドレシーバー陣に擁している状態だ。
シーズンを迎えるにあたり、テキサンズのワイドレシーバー陣はより多くのビッグプレーを生み出す可能性を秘めているとシムズは考えている。
『KPRC 2 Houston(KPRC 2ヒューストン)』のアーロン・ウィルソンによると、シムズは現地6日(土)に毎年主催しているユースキャンプの場で「俺たちは素晴らしいグループを手に入れた」と話したという。「キャンプに戻るのが待ちきれない。ものすごく楽しくなりそうだ。ビッグプレーもいっぱいあるだろうし、すごく楽しくなるだろうけど、これはビジネスであり、仕事でもある。仕事に戻る時が来ているし、今のメンバーと一緒に仕事に戻るのが楽しみだ。上から下までみんながやり遂げられる気がしている」
シムズはレシーバーおよびスペシャルチームのリターナーとして4試合で貢献した昨季を経て、テキサンズと再契約している。
クオーターバック(QB)C.J.ストラウドが頭角を現した2023年シーズンは、テキサンズにとって忘れられないシーズンとなった。まさかのAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区制覇を成し遂げたテキサンズは、ディビジョナルラウンドにも進出。ランニングバック(RB)ジョー・ミクソンやディフェンシブエンド(DE)ダニエル・ハンターを加えるという大きな動きに出たオフシーズンを経て、今度はプレーオフでさらに勝ち進むことを目指すはずだ。
ディッグスは昨季にレシーブ107回を記録してNFL内7位につけたばかり。デルはルーキーシーズンに11試合に出場してレシーブ47回、709ヤード、タッチダウン7回を記録して強烈なインパクトを残した。コリンズはキャリア3年目にして初めて1,000レシーブヤード超えを達成。ディッグスのような選手を迎えたことで、テキサンズのオフェンスには爆発的なプレーメイキング能力がもたらされたが、すでに充実していたWR陣に新たなターゲットが加わることにもなっている。
しかし、シムズはどのような形であっても、テキサンズのスーパーボウル制覇に貢献したいと考えている。
テキサンズとの再契約について「良い形で戻ってきたけど、大局的に見ると何の意味もない」と語ったシムズは「俺たちは試合に負けたし、目標に届かなかった。それがすべてだ。俺たちは目標を達成したいと思っているし、俺はチームがスーパーボウルという目標に到達するためにできることは何でもやりたいと思っている」と続けた。
【RA】