ニュース

ドルフィンズ守備陣は“再補充中”とLBロング

2024年07月09日(火) 13:32


マイアミ・ドルフィンズのデビッド・ロング(左)【NFL】

マイアミ・ドルフィンズの守備陣は、今オフシーズンに大幅な転換を経験している。

守備コーディネーター(DC)を務めていたビック・ファンジオが去り、アンソニー・ウィーバーが新たにそのポストに就任。ディフェンシブタックル(DT)クリスチャン・ウィルキンス、コーナーバック(CB)ザビエン・ハワード、ディフェンシブエンド(DE)エマニュエル・オグバ、ラインバッカー(LB)ジェローム・ベイカー、DTレイクワン・デイビスといったメンバーはフリーエージェント(FA)で去るか、あるいはリリースされた。セーフティ(S)ジョーダン・ポイヤー、DEカライス・キャンベル、LBジョーディン・ブルックス、LBアンソニー・ウオーカーJrといった面々を新たに加えたドルフィンズは、ドラフト1巡目でDEチョップ・ロビンソンを指名している。

こうした大きな変化があったにもかかわらず、LBデビッド・ロングはこの集団をAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区でひと暴れできるグループだと考えている。

ロングは先日に行われたユースフットボールキャンプで、『KPRC 2 Houston(KPRC 2ヒューストン)』のアーロン・ウィルソンに「そうだね、たくさんの優秀な選手たちが入ってきているし、元からチームにいる優秀な選手たちもいる。俺たちはただ再補充しているだけだ。新しい選手やコーチが来るときに重要なのは、時間とともに築かれる絆だと思う。俺たちは何らかのものを築き上げてきた。次のステップはトレーニングキャンプに行って、そこからさらに構築していくことだ」と語った。

ドルフィンズは新加入選手に加えて、ロング、CBジャレン・ラムジー、Sジェヴォン・ホランド、DEザック・シーラーといったプレーメーカーを依然として擁している。主力エッジラッシャーであるLBジェイラン・フィリップスおよびLBブラッドリー・チャッブはシーズン終了のケガから復帰しているところであり、その点は今シーズンに向けた新たな不確定要素になる。

ドルフィンズで過ごした最初のシーズンを終えたロングは、キャリア最高となるタックル113回、タックルフォーロス9回をマークし、キャリア初となるレギュラーシーズンゲームでのサックも記録した。縦方向にプレーできるラインバッカーとして、ロングはウィーバーDCのスキームにぴったりフィットするだろう。

そんなロングは「去年と同じで、新しいシステム、新しいコーチだ。特に今年初めはあまりプレーできなかったから、リズムをつかむのはちょっと難しかった。今は快適な場所にいる。本来の自分の場所に戻った感じだ。今のところ、すべてがあるべき姿になっている。特に自分にとって重要な、チームの絆であれ、健康状態であれ、メンタル面も含めて、すべて良好だ」とコメント。

ドルフィンズの攻撃陣はヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルの指揮下で、再び爆発力を発揮するはずだ。今季、ディフェンスが昨年の不安定なパフォーマンスを改善し、健康を維持できれば、ドルフィンズはAFCの有力候補となるだろう。

【KO】