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2024年NFLフラッグ選手権で男子U15のメトロ・セレクトと女子U18のスタテンアイランド・ジャイアンツが優勝

2024年07月22日(月) 15:28


NFLフラッグのロゴ【NFL】

オハイオ州カントンのホール・オブ・フェイム・ビレッジで行われていたNFLフラッグ選手権が現地21日(日)に終了した。これまでになかった形式で実施されたこの大会には、NFLフラッグ地域大会を勝ち抜いた男子および女子の合計280チームと6つの国際チームが参加している。

2,860人近くのユースフラッグフットボール選手たちが金曜日から日曜日にかけて熱戦を繰り広げ、イベントに参加したチームはNFLの全32チームをそれぞれ代表していた。

NFLフラッグが主催した3日間の大会では、18歳以下の女子チームと15歳以下の男子チームがそれぞれトーナメント形式で競い合い、その模様は『NFL Network(NFLネットワーク)』、『NFL+』、『ABC』、『ESPN』、『ESPN2』、『ESPN+』、『ESPN Deportes(ESPNデポルテス)』で放送された。

男子15歳以下選手権

15歳以下の男子NFLフラッグ選手権には、テネシー州ノーレンスビルの“The Lockdown Legends Titans(ザ・ロックダウン・レジェンズ・タイタンズ)”とテキサス州シーダーパークの“Metro Select Saints(メトロ・セレクト・セインツ)”が参加。

18対13とリードした状態で前半を終えたメトロ・セレクトは、その後も一歩も引かず、試合の後半に3ポゼッション連続で得点を重ね、38対13でレジェンズを下している。

守備面で複数のサックを決めて輝きを放ったセインツのランドン・ブラゼルは、攻撃面でも複数の相手ディフェンダーをかわして得点を決める見事なキャッチアンドランを披露した。

試合後に『ESPN』のインタビューに応じたブラゼルは「本当に最高で、楽しかった。こうして友だちと一緒にプレーできるなんて、自分はただただ幸運だ」と話している。

メトロ・セレクトのワイドレシーバー(WR)ダニエル・ベリーも攻守両面で活躍。レシーブ2回で33ヤード、タッチダウン2回を記録したベリーは、3回のインターセプトも決めており、そのうち1回はピックシックスとなった。ベリーはそのパフォーマンスで最優秀選手賞(MVP)に輝いている。

MVPを獲得したことについて、ベリーは「素晴らしい気分だし、光栄だ」と語った。

快勝したメトロ・セレクトは2年連続でNFLフラッグ選手権を制している。

女子18歳以下選手権

18歳以下の女子NFLフラッグ選手権には、ニューヨーク州スタテンアイランドの“The Staten Island Giants(ザ・スタテンアイランド・ジャイアンツ)”とラスベガスの“Apex Predators Chargers(エイペックス・プレデターズ・チャージャーズ)”が出場。

当初は拮抗した展開だったが、ジャイアンツは試合前半終了間際にタッチダウンを決めて14対7で折り返した。後半も勢いに乗り続けたジャイアンツは、最終的に28対7でプレデターズを下している。

ジャイアンツのクオーターバック(QB)バレンティーナ・ファネッティは正確なスローイングで試合をコントロール。ジャイアンツ守備陣はボールを次から次へと捉えることで、プレデターズ攻撃陣を封じ込めた。そして、試合の後半には一度も相手に得点を許していない。

ファネッティはパス17回中14回を成功させて116ヤード、タッチダウン4回を記録。プレデターズ戦での活躍により、ファネッティはMVPに選ばれている。

試合後に『ESPN』の取材に応じたファネッティは「正直、この上なくうれしいです」とコメント。「仲間のレシーバーがいなければ、成し遂げられませんでした」

ファネッティのメインターゲットになったのは、ワイドレシーバーのオリビア・リージョとアリソン・ガンドリンだ。リージョはキャッチ6回で55ヤード、タッチダウン1回を記録。ガンドリンはキャッチ5回で39ヤード、タッチダウン2回をマークした。

試合後、リージョは「根性と、ここにいたいという強い気持ち、たくさんのチームワークが必要でした」と語り、「私たちは懸命に努力してきました。この女子グループは私がこれまで見てきた中で最も優れたグループの1つです」と続けている。

【RA】