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ACL断裂のジャイアンツQBジョーンズ、トレーニングキャンプに向けて「準備は整っているはず」

2024年07月23日(火) 10:45


ニューヨーク・ジャイアンツのダニエル・ジョーンズとシアトル・シーホークスのボイエ・マフェ【AP Photo/Frank Franklin II】

ニューヨーク・ジャイアンツのクオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズにとって2024年が極めて重要な年になると聞いて驚く人はいないはずだ。

ジョーンズのチェックリストに記されている最初の項目は、フットボールをプレーするために完全に健康な状態に戻ること。2023年にシーズン終了につながるACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂に見舞われたジョーンズは、トレーニングキャンプに間に合うよう、着々と復帰に向けて努力してきた。今週、それを実現させる見込みのジョーンズは、現地21日(日)に「準備は整っているはずだ」と報道陣に話している。

『ESPN』によると、ジョーンズは「いい気分だ。準備はできている。トレーニングキャンプに臨む準備ができている。次の水曜日が楽しみだ」と語ったという。

大まかに言えば、今年はジョーンズにとって勝負の年となる。昨季はキャリアで最も少ない6試合にしか出場できず、出場した試合でもほとんど活躍できなかったジョーンズ。4年1億6,000万ドル(約251億2,312万円)の新契約を結んでからわずか数カ月後に6試合しか出場できなかったジョーンズは、ジャイアンツが確保したと考えていたようなシグナルコーラーには一切見えなかった。

NFLでの6シーズン目を迎えようとしているジョーンズの契約は、もはや手頃な新人契約ではない。つまり、その負傷歴やフィールドでの苦戦は、たやすく容認できるものではないということだ。結果重視のNFLでは、寛容さはしばしば希薄なものであり、2024年シーズン以降のジョーンズに対しても優しい目はあまり向けられないだろう。

ジョーンズの契約には、ジャイアンツが2025年に比較的軽い金銭的ペナルティでジョーンズと決別できる条項も含まれている。ジャイアンツが来年の6月1日(日)以降にジョーンズをカットまたはトレードすることを選択すれば、デッドキャップはわずか1,110万ドル(約17億4,292万円)だ。これにより、ジャイアンツのジェネラルマネジャー(GM)ジョー・シェーンが必要と判断すれば、他の選択肢を探る道が開ける。

そのため、ジョーンズにとってはキャンプまでに準備を整えることが非常に重要だった。ジャイアンツのベテラン選手たちは火曜日にキャンプに集合する。2023年にヘッドコーチ(HC)ブライアン・ダボールの下、目標に遠く及ばなかったことを受けて、チームには成果を出すプレッシャーが生じているものの、それはジョーンズの肩だけにかかっているわけではない。

とはいえ、クオーターバックとして、ジョーンズはその大部分を背負うことになるだろう。幸いなことに、ジョーンズは身体面でその準備ができているようだ。

【RA】