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トレードを要求したWRアイユークに寄り添う49ersのTEキトル、「うまく解決できればいいな」

2024年07月23日(火) 14:08


サンフランシスコ・49ersのジョージ・キトル【AP Photo/John Locher】

ワイドレシーバー(WR)ブランドン・アイユークとサンフランシスコ・49ersの間で続いている対立は、49ersのベテラン選手がトレーニングキャンプに集合する現地23日(火)にも話題の中心となるだろう。

月曜日に配信された『The Insiders(ジ・インサイダーズ)』に出演したスタータイトエンド(TE)ジョージ・キトルは、先ごろトレードを要求したアイユークを支持した上で、アイユークが49ersのオフェンスにとってどれほど重要な存在であるかについて説明した。

キトルは『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートに「アイユークはとにかく素晴らしいフットボール選手だ」と話している。「ワイドレシーバーとしてやってほしいことをすべてやってくれる。

時には俺からタッチダウンの機会を奪うこともあるけど、俺としてはまったく問題ないことだ。彼はとにかくダイナミックなレシーバーで、うちのオフェンスにとってものすごく重要な要素だ。だからそうだな、ブランドン・アイユークが価値に見合った報酬を得るという、彼にとって最善の結果になるように願っている。残念ながら、手助けできることはあまりないし、はたから応援することくらいしかできない。何とかうまく解決できればいいなと思っている。あいつは俺のお気に入りのチームメイトだからな」

「どんなルートでも走れて、難しいボールもキャッチできて、適切なタイミングでオープンになれるだけじゃなくて、ランゲームでも頑張って、しっかりとブロックをしてくれる。ランゲームでも活躍する姿を見ることができる。そういうことをすべてやってのけた上で、テンポや雰囲気を作ってくれる選手がいたら、そういう選手はオフェンスにとって本当に重要な存在になる」

NFLネットワークのマイク・ガラフォロが先週に報じたところによると、アイユークがトレードを要求したのは、5月から交渉に応じようとしてこなかった49ersとの長期契約を結ぶ試みが頓挫したことを受けてのことだったという。  

今夏、移籍先の候補(ワシントン・コマンダースやピッツバーグ・スティーラーズ)を公にしてきたアイユークは、欠席すれば罰金が科される参加必須のミニキャンプを含め、49ersのオフシーズン活動をすべて欠席している。

26歳のアイユークは2シーズン連続でレシーブ75回以上、1,000レシーブヤード以上、タッチダウン7回以上を記録してきた。新人契約の最終年に1,412万4,000ドル(約22億1,205万円)を受け取る予定のアイユークは、今オフシーズンにリーグ内の複数のレシーバーが高額契約を結んでいる中で、長期的な安定を求めている。

7月上旬、アイユークの契約状況にまったく懸念を示していなかったキトルは、49ersはトレーニングキャンプが始まってから数週間後に選手と延長契約を結ぶのが通例だと説明。そのため、プロボウルに5回選出された経歴を持つキトルは、アイユークの件について現在もあまり心配していないのかもしれない。とはいえ、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)のディフェンディングチャンピオンが火曜日に集合する中で、キトルはアイユークが49ersにとってどれほど重要な存在であるかを知らしめている。

【RA】