セインツQBヘイナーが皮膚がんと診断されるもキャンプに残留
2024年07月27日(土) 11:20ニューオーリンズ・セインツの控えクオーターバック(QB)ジェイク・ヘイナーは最近に診断された皮膚がんの治療と、先発QBデレック・カーのバックアップを務めるために努力し続けることを両立させようとしている。
右頬に張られた小さな円形の絆創膏(ばんそうこう)について尋ねられ、診断結果を明かしたヘイナー。
フレズノ州立大学出身でプロ2年目を迎える25歳のヘイナーは具体的な診断名については話さなかったものの、年齢の割には珍しい皮膚がんであることを1週間以上前に知ったと語っている。
「突然、出てきた感じだ。少し心配した。家族も少し心配していた。突然できた腫れ物みたいなんだ」
2023年ドラフト4巡目指名のヘイナーは皮膚科を受診し、シミを取り除き、生体検査を行った結果、がんと診断された。
カリフォルニア大学アーバイン校のキャンパスで行われたセインツのキャンプで最初の3回の練習に参加したヘイナーは、診断が自身のフットボールのスケジュールにどの程度支障をきたすか分からないという。
ヘイナーは8月1日に診察を受けた後、医師たちが治療方針と、そのNFLでのキャリアに影響が出る場合の治療をどれくらい延期できるかを決める予定だ。
「こんなことが起きたら、治療しなきゃならない。俺の家族は素晴らしかった。(セインツの)トレーニングスタッフも一緒に対処してくれていて、本当に素晴らしいよ」と話すヘイナー。
がんと診断されたセインツの選手はこの2年間でヘイナーが2人目だ。昨年夏、タイトエンド(TE)フォスター・モローがホジキンリンパ腫の治療を受けた。モローのがんはトレーニングキャンプ前には完全に寛解し、昨シーズンは15試合に出場している。
ヘイナーは完全な回復について楽観的な見通しを示し、次のようにコメントした。
「精神的には大丈夫だ。ただ、治療して、必要なステップを踏んでいかなきゃならない。俺は若くて健康だから、こんなものが出てくるなんて思っていなかったけれど、治療していきたい。責任を持って対処したい。もちろん、俺は平気だし、これで気が散ることはない。こんなことで長く待ちたくはない。早く片付けたいね」
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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