ラスベガス・レイダースのファンたちは今週、スーパーボウルチャンピオンのカンザスシティ・チーフスをからかった。

あるレイダースファンがカーミット（“セサミストリート”に登場するカエルのキャラクター） をチーフスのクオーターバック（QB）パトリック・マホームズそっくりに着せ替えたのだ。マホームズの声はこの有名な“Muppets（マペット）”のキャラクターとよく比較されることがある。ルーキーセーフティ（S）トレイ・テイラーが現地25日（木）に行われたトレーニングキャンプの場で、その人形を持って冗談を言っている動画がソーシャルメディア上で拡散され、その後、動画は削除された——しかし、それはチーフスファンの目に触れた後のことだった。

マホームズは金曜日にこの動画について尋ねられ、次のように返答している。

「まあ、まだ1年が始まったばかりさ。ああいうことは起こるんだ。対処されるべき時に対処するよ」

チーフスはシーズン第8週に敵地でレイダースと対戦。その後、ブラックフライデー（11月29日）に地区ライバルであるレイダースをホームで迎え撃つ予定だ。

マホームズはこのビデオが自分のところに送られてきたわけではないといい、たいていの場合は自分の仕事に集中できているとコメント。

「いや、正直なところ、そういうわけじゃない。みんな、ただ俺にプレーさせてくれるだけだ。あいつらは俺がどういう人間かを知っている。俺をやる気にさせるために何かを送る必要はない」

マホームズは2018年にリーグを席巻して以来、ディビジョンライバルであるレイダースを苦しめ、計12回の対戦で10勝2敗、タッチダウン30回、インターセプト4回、3,573パスヤードをマークしている。

しかし、レイダースはマホームズとチーフスとの最後の試合で1勝0敗（2023年のクリスマス当日に行われた試合の結果は20対14）だ。

金曜日、レイダースのヘッドコーチ（HC）アントニオ・ピアースはこの一件についてあまり気にしていない様子でこう述べた。

「昨日、チームとして対処し、問題の芽を摘んだ。もう終わったことだ」

シーズン第8週に両チームが対戦する前に再び持ち出されるまでは、この話題はもう終わったことなのだ。

【KO】