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先発については気にせず「成長するために学ぶことだけに集中している」とバイキングスQBマッカーシー

2024年07月28日(日) 21:13


ミネソタ・バイキングスからドラフト指名を受けたミシガン大学のJ.J.マッカーシー【AP Photo/Darron Cummings】

ミネソタ・バイキングスはサム・ダーノルドを明確な1番手クオーターバック(QB)としてトレーニングキャンプに臨んでいる。そうした中、ドラフト1巡目指名を受けた新人のJ.J.マッカーシーは控えの選手として練習している状態だ。

ミシガン大学出身のマッカーシーはヘッドコーチ(HC)ケビン・オコンネルの方針に完全に満足している。現地26日(金)、マッカーシーはポジション争いや先発するタイミングについては気にしていないと語った。それどころか、マッカーシーはチームの“過程が進歩につながる”という信念に従っている。

『ESPN』によると、マッカーシーは「毎日の結果に焦点を当てているわけではない気がする」とコメントしたという。「成長して、自分のプレーの弱点を改善し、チームメイトの強みを学んで、機会があるたびにそれを増幅させるために、学ぶことだけに集中している。俺たちは今のところ、素晴らしいスタートを切っている」

「最終的な目標は、毎日を最大限に活用すること。(先発する)時が来たらその時だ。俺はただ毎日、その時が訪れたときに準備が整っているようにするためにトレーニングするだけ」

トレーニングキャンプを迎えるにあたり、バイキングスの真のクオーターバック争いはマッカーシー対マッカーシーだという見方があった。新人QBのマッカーシーが成長過程でどれだけ前進できるかが、ラインアップに加わる時期を左右することになるだろう。

春のワークアウトからトレーニングキャンプにかけての目標は、ハドルでのプレーコールをスムーズにすることだったと認めたマッカーシーは、次のように明かしている。

「OTA(チーム合同練習)ではプレーコールを出すのがとても難しかった。誰もが自分はクオーターバックとしてプレーできると思っているけど、ハドルから出てみてほしい。トレーニングキャンプを迎えるにあたって、自分の最大の目標は、一度聞いただけで実行できるようになり、自信を持ってみんなに伝えられるようになることだった。今のところはうまくいっている。第3ダウンとかレッドゾーンとか、プレーコールが本当に長くなるときにどうなるかは分からないけど、今のところはかなり順調だ」

それは、新人クオーターバックが最初のオフシーズンに経験する、目には見えない成長だと言えよう。日々の改善を積み重ねることで、マッカーシーは指揮を執る時が来た際に、コーチたちにさらなる自信を与えるだろう。