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ワーフスは「最高年俸」を得るLTになるのにふさわしい存在とバッカニアーズGMリヒト

2024年07月29日(月) 14:00


タンパベイ・バッカニアーズのトリスタン・ワーフス【Aaron M. Sprecher via AP】

オフェンシブタックル(OT)トリスタン・ワーフスとタンパベイ・バッカニアーズのジェネラルマネジャー(GM)ジェイソン・リヒトは、ワーフスの価値について意見が一致しているようだ。

契約最終年を迎えるにあたり、キャリア5年目のワーフスは新契約を求めている。契約金額は定まっていないものの、リヒトGMは先日、チームの主力レフトタックル(LT)としてプレーしているワーフスはトップクラスの報酬を得るべきだと考えていると明かした。

『95.3WDAE』の“The Drive with TKras(ザ・ドライブ・ウィズ・ティークラス)”に出演したリヒトGMは「WDAEに出演してアントワーヌ(ウィンフィールドJr.)のことについて話したときに“彼は最高年俸を誇るセーフティになるのにふさわしい”と言ったが、トリスタンについても同じことを言うつもりだ」とコメント。

「だから、私たちはどうすれば双方にとって良い形になるようにそれが実現できるかをものすごく熱心に検討している。自分たちの未来に悪影響を及ぼさずに勝ち続けられるようにしつつ、彼に報いることができるようにね」

ワーフスは現在、新人契約の5年目オプションで1,860万ドル(約28億5,464万円)を受け取ることになっている。ミネソタ・バイキングスのLTクリスチャン・ダリショウは現地23日(火)に年俸2,600万ドル(約39億9,035万円)の契約を結び、レフトタックルの市場を一新。今やそれが目標の金額となっている。

これまでにオールプロに1回選出され、3年連続でプロボウルに選出されているワーフスには、それに匹敵する、あるいはそれ以上の契約が与えられる可能性がある。ワーフスは昨シーズン、『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によるパスブロッキンググレードで84.3をマークしてオフェンシブラインマン(OL)として5位以内につけており、ダリショウとの差はわずか1ポイントだった。

契約交渉の一環として、ワーフスは自主参加のオフシーズンワークアウトを欠席していた。

その後にとってきた行動が、ワーフスがフロントオフィスから支持――あるいは、少なくとも尊敬――されている最大の要因になっているのかもしれない。参加必須のミニキャンプに姿を現した25歳のワーフスは、新契約を求めている他の選手たちとは異なるアプローチでトレーニングキャンプに臨んでいる。

グリーンベイ・パッカーズのクオーターバック(QB)ジョーダン・ラブは契約延長が実現するまでホールドインし、マイアミ・ドルフィンズのQBトゥア・タゴヴァイロアも契約が決まるまでは参加状況が不安定だった。また、サンフランシスコ・49ersでは、ワイドレシーバー(WR)ブランドン・アイユークが現在もホールドインを続けている上に、ワーフスと同じレフトタックルのトレント・ウイリアムスもホールドアウトしている。

一方のワーフスは契約がまとまるかどうかにかかわらず、ずっと練習に参加してきた。その態度は見過ごされてはいない。

「彼は本当に利他的な人でもあり、これまで通り練習に参加している」と述べたリヒトGMは次のように続けた。

「彼がチームメイトやクオーターバックを失望させたくないという利他的な気持ちを持っていることを踏まえると、驚くことではない。私たちは両方の面で努力を続けている。コミュニケーションはとても良好だ」

「トリスタンが今年もバッカニアーズでプレーするというのは約束できる。彼はこの先何年もバッカニアーズでプレーするはずだ。いずれは何らかの形で解決できると思っている。いつかは分からないけどね。すぐにでもそうなるのではないかと楽観視している」

【RA】