契約交渉に行き詰まる中、サイドラインで不満を表出したと見られるペイトリオッツOLBジュードン
2024年07月30日(火) 15:13新契約を求めるアウトサイドラインバッカー(OLB)マット・ジュードンが、不満を爆発させたようだ。その様子を捉えた映像は、ニューイングランド・ペイトリオッツのファンにも広まっている。
現地29日(月)、トレーニングキャンプで初めてフル装備で行われた練習を欠席したジュードンは、1年目のヘッドコーチ(HC)ジェロッド・メイヨと熱のこもったやりとりを繰り返し、最後にはどうやら不満げな様子でフィールドから立ち去った。複数の報道によると、ジュードンは選手人事部門執行副社長のエリオット・ウルフや選手人事担当責任者のマット・グローとも活発な議論を交わしたという。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロは月曜日に、両者は話し合いを続けており、最近になってオファーも出されたが、成果がなかったことは明らかだと報じている。
プロボウルに4回選出された経歴を持つジュードンは、ペイトリオッツのキャンプに参加している一方で、契約の調整を求めている。ジュードンは750万ドル(約11億5,556万円)が支払われる現行契約が自分の価値に見合っていないと感じていると公言してきた。ジュードンは月曜日まで練習に参加していたが、パッドの装着が始まったことで参加を見合わせている。おそらく、自分の最も重要な資産である健康を守らなければないことを理解しているからだろう。
上下逆さまに置かれたゴミ箱の上に座り、チームメイトがディフェンスのドリルに取り組むところを見るというジュードンの判断が、ペイトリオッツの指導者たちの怒りを買い、それが熱のこもったやりとりにつながったようだ。
『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によると、ペイトリオッツはサラリーキャップスペースに4,300万ドル(約66億2,518万円)以上の余裕があり、これはNFLで2番目に多い額だという。ペイトリオッツは今オフシーズンに、セーフティ(S)カイル・ダガーやSジャブリル・ペッパーズ、ランニングバック(RB)ラモンドレ・スティーブンソン、ディフェンシブタックル(DT)クリスチャン・バーモア、ガード(G)マイク・オンウェヌといった選手の契約を延長している。
ジュードンは2023年シーズンに二頭筋を断裂したことで4試合の出場にとどまったものの、その中で4回のサックを記録した。
【