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ふくらはぎ負傷のスティーラーズQBウィルソンが制限付きで練習に復帰

2024年07月31日(水) 09:33


ピッツバーグ・スティーラーズのラッセル・ウィルソン【NFL】

現地30日(火)、ふくらはぎの問題で練習を制限されていたピッツバーグ・スティーラーズのクオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンが練習場に戻ってきた。

しかし、スティーラーズのヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンはウィルソンを前進させ続けるために、ゆっくりと物事を進めるつもりだ。

トムリンHCは火曜日のセッションを終えた後に「ラスは今日から活動を再開した。ヘルメットをかぶってもらった」と述べている。「彼は何度か7対7に取り組んだし、11対11も少しだけやってもらったが、それほど多くはない。1週間を通してこの調子で前進を続けていくが、当然、その中で後退しないように気をつけながら進めていく」

スティーラーズのキャンプに参加した人々は、ウィルソンのレップスとクオーターバックのローテーション順を注意深く監視していた。その主な特徴は、ウィルソンがボールを投げることに集中し、あまり走り回っていなかったというものだ。それはすべて慎重を期すためにとられた措置だが、ウィルソンが長年にわたって自分がハードワーカーであることを熱心に証明してきたことを踏まえると、これが注目の話題であり続けても驚いてはいけない。

スティーラーズの練習に集まっていたメディア関係者の脳裏には、すでにそのことが浮かんでいたため、トムリンHCはそうした人々にウィルソンではなく自分が練習を管理していることを思い出させる必要があった。

「日々の状況に応じて臨機応変に対応するし、日々の状況に応じて適切なことをするつもりだ」と強調したトムリンHCは「私は進行を遅らせているし、それについては皆さんにもかなりはっきりと伝えてきたと思う」と続けている。

それでも、チームメイトと親密な関係を築くのにできるだけ多くの時間が必要となるトレーニングキャンプで、ウィルソンがフィールドに出ている姿を見られたのは、スティーラーズファンにとって喜ばしいことだっただろう。ウィルソンには、火曜日にパッドを装着し、単純に仕事を続けているQBジャスティン・フィールズに対抗する必要もある。

トムリンHCはジャージーに短パンという姿よりもパッドを装着したフィールズの方が印象に残っているのではないかという指摘に当然ながら反発した一方で、フィールズのことを称賛している。

トムリンHCはフィールズについて「クオーターバックの観点から彼を評価する上で、あの装備が新たな学びをもたらしたとは思わない。彼は本当にいい仕事をしているし、今日もそれを続けていた」と語った。

スティーラーズファンはトレーニングキャンプの記者会見でトムリンHCから多くの情報を得られないことを知っている。特に、フットボールで最も重要なポジションに関してはそうだ。だからと言って、それが日々の話題になり続けないというわけではない。結局のところ、スティーラーズの2024年シーズンと将来の計画はクオーターバックポジションにかかっているからだ。

【RA】