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ダボールHCが攻撃を主導することで新たな思考がもたらされているとジャイアンツWRスレイトン

2024年07月31日(水) 13:47


ニューヨーク・ジャイアンツのダリウス・スレイトン【AP Photo/Seth Wenig】

重要なシーズンを迎えるにあたって、ニューヨーク・ジャイアンツのヘッドコーチ(HC)ブライアン・ダボールはオフェンス面での責任範囲を広げている。

ダボールHCはトレーニングキャンプでプレーコールを直接クオーターバック(QB)に伝えるだけでなく、オフェンス会議も主導しているという。

ワイドレシーバー(WR)ダリウス・スレイトンは『ESPN』のジョーダン・ラナンに次のように話している。

「これまでと違う人がオフェンス会議を主導している。性格も思考も違う。フィールド上でより多くのプレーを決めなければならない点を彼はかなり強調している。ダウンフィールドに限らず、キャッチアンドランのシナリオも含めて、もっと爆発的なプレーを生み出す必要がある。彼の主張がいかに浸透しているかは、練習を見れば分かるはずだ。すべてがうまくいっているわけではないけど、ボールをダウンフィールドに運ぼうとしていることは見て取れる」

バッファロー・ビルズでの実績を考えると、ダボールHCが指揮するオフェンスがよりアグレッシブになるのも不思議ではない。

これまでダボールHCは、誰がプレーコールを担当するのかという質問を避けてきたが、過去2シーズンにわたってオフェンス会議を主導してきた攻撃コーディネーター(OC)マイク・カフカからその役割を引き継ぐなど、オフシーズンを通じプレーコールを担う傾向が見られる。

ダボールHCは、オフェンス会議は協力的なもので、他のコーチもプレゼンテーションを担当していると述べ、自分だけのオフェンスではないと付け加えた。

「これはわれわれのオフェンスだ」とダボールHCは述べている。

「オフェンスの構築。われわれがやっているのはそういうことだ。多方面からさまざまなアイディアがあがっている。それは私が今まで経験したオフェンスルームと変わらない。違うのは、ヘッドセットをつけてクオーターバックとコミュニケーションを取り、フィールドで気になったことを伝えている点だけ。それ以外はほとんど同じだ。これまでのところ良いプロセスだと感じている」

昨シーズンの大失態を経て、正念場を迎えているダボールHCにとって、オフェンスへの原点回帰は自然な流れと言えよう。

スレイトンは「彼はそうすることで安心するんだと思う」と話している。

「彼はプレーコールが評価されてここに来ている。彼がシートを手に、子どものように楽しそうにしているのを見るのはなかなか面白い」

【R】