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ブロンコスWRサットンが予定通り練習参加、契約調整に応じたのは「この組織を信じているから」

2024年07月31日(水) 15:35


デンバー・ブロンコスのコートランド・サットン【AP Photo/David Zalubowski】

今オフシーズンはワイドレシーバー(WR)に関するニュースが多く報じられており、高額の契約延長や、注目度の高いホールドアウトまたはホールドインが相次いでいる。

デンバー・ブロンコスのWRコートランド・サットンはそのどれにも当てはまらない。参加必須のミニキャンプに遅れることなく姿を現したサットンは、契約の調整に応じて手頃な1年契約に合意し、トレーニングキャンプでは中心的な存在となっている。

その理由は、28歳のサットンがデンバーで築かれているものを固く信じているからだ。

現地30日(火)、『Inside Training Camp Live(インサイド・トレーニングキャンプ・ライブ)』に出演したサットンは『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロとシンシア・フルーランドに「俺はこのシステムを信じている」と話している。「この組織を信じている。7年目を迎えようとしている今、ブロンコスの組織が長年にわたって貫いてきたことを信じているし、この組織をあるべき順位に戻すために必要なものはすべてそろっていると確信している。俺はペイトンコーチ(ヘッドコーチ/HCショーン・ペイトン)やみんながまとめ上げてきたオフェンスを信じている」

サットンがそのような信念を抱く理由は、初めてペイトンHCの下でプレーした昨シーズンに、キャリアハイとなる10回のタッチダウンに加え、レシーブ59回、772ヤードを記録したことにある。契約最終年を迎えるにあたり、サットンは契約延長を目指していたものの、最終的には今シーズンの報酬が最大で1,520万ドル(約23億2,400万円)となる再構築された契約に合意している。

参加必須のミニキャンプを終えた後に、サットンはそれに合意した。

サットンが自分自身とチームを固く信じており、周囲の予測に関係なく、成功を収められると見込んでいる2024年シーズンを経て将来的に成果を得られると確信しているのは明らかだ。

「すでに言ったように、俺たちは去年、成功を収めた」とサットンは振り返っている。「何回か惜しい結果に終わったかもしれないけど、成功を収めた。そして、まだまだ多くの可能性があると思っている。そう信じていない人は多いかもしれないけど、まったく問題ない。俺たちは挑戦的な態度でプレーするのが好きだからな」

サットンは非常に楽観的な態度をとっているが、オフェンス全体には多くの疑問点が残っている。

サットンは、ケガに悩まされてきたティム・パトリックを呼び戻し、デトロイト・ライオンズで活躍していたジョシュ・レイノルズを新たに迎え入れ、キャリア2年目のプレーメーカーであるマーヴィン・ミムスの出場機会を増やすことを目指しているWR陣を率いる。ドラフト1巡目指名を受けた新人のボー・ニックスやベテランのジャレット・スティッドハム、ザック・ウィルソンが先発クオーターバック(QB)の座を争っている中で、レシーバーたちが誰からパスを受けるのかは未定だ。

「みんな、自分の実力を証明しに行く準備ができていると思う。俺はただこのチーム、この組織を愛している」とサットンは話している。

サットンがブロンコスの未来は明るいと信じているのは明らかだが、今シーズン終了後にフランチャイズでの将来がどうなるかは不透明だ。とはいえ、サットンはすべてがうまくいくと確信しており、その姿勢はオフシーズン中の出席率にも表れている。

「俺は自分たちがここでやっていることを信じている」と強調したサットンは「すべて自然にうまくいくだろう。神がすべてを掌握し、制御していると確信している。このオフシーズンはすべてのプロセスを通じてチームにそう伝えてきた。だからこそ、予定通りに姿を現したんだ。今年は良い年になると思っているし、みんなもそれに敬意を払うことになるだろう」と続けた。

【RA】