アリゾナ・カーディナルスのアウトサイドラインバッカー（OLB）BJ オジュラーリが現地2日（金）に行われた練習中に負傷し、来季まで復帰できないと見られている。

練習場からカートで運び出されたオジュラーリは、左膝のACL（前十字靭帯／ぜんじゅうじじんたい）を断裂し、2024年シーズンを棒に振る見込みだと『NFL Network（NFLネットワーク）』のキャメロン・ウォルフが土曜日に情報筋の話をもとに報じた。

カーディナルスのヘッドコーチ（HC）ジョナサン・ギャノンは土曜日に、膝を負傷したオジュラーリは故障者リザーブ（IR）に置かれ、今シーズンを逃すことになると正式に発表している。

2023年NFLドラフトで2巡目指名を受けたオジュラーリには大きな期待が寄せられていたが、それは1年間、くじかれることになった。

オジュラーリ不在のカーディナルスでは、デニス・ガーデックがより大きな役割を果たすはずであり、ヴィクター・ディムケージーもアウトサイドラインバッカーとしての出場機会を増やす可能性が高い。

『Pro Football Focus（プロ・フットボール・フォーカス／PFF）』によると、オジュラーリは新人として一度も先発出場していないものの、全17試合に出場してサック4回、タックル40回、トータルプレッシャー20回を記録したという。

今回の負傷は才能豊かな22歳のオジュラーリだけではなく、カーディナルスにとっても大きな痛手となる。ギャノンHC率いるチームは多くの若手選手を中心としたチーム作りを目指しているが、プレシーズンの初戦に挑む前に重要な選手を失ってしまった。

【RA】