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ジャイアンツQBジョーンズがライオンズとの合同練習で発生した小競り合いについて説明

2024年08月06日(火) 11:08


ニューヨーク・ジャイアンツのダニエル・ジョーンズ【Peter McMahon/Miami Dolphins via AP】

合同練習では敵対心が増殖しやすい。ニューヨーク・ジャイアンツに聞いてみれば分かる。

現地5日(月)、ジャイアンツのメンバーはデトロイト・ライオンズとの合同練習で何度か乱闘を勃発させた。この日はクオーターバック(QB)のダニエル・ジョーンズまでもが騒動に巻き込まれるほど険悪な雰囲気になっている。

『SNY』によると、ジョーンズは最終的にコーチによって集団から引き離されたが、それは乱闘に関与してチームメイトからの尊敬を得ることができた後だった。

SNYによれば、ジャイアンツのラインバッカー(LB)ブライアン・バーンズは月曜日の練習後に「おお・・・ダニエルが加わったって?」と話し、こう続けたという。

「ダニエルもそこにいたのか? そうだ! 彼には後押ししてもらう必要がある。彼に後押ししてもらって、Oラインに任せる必要がある。でもそうだな、ダニエルは競争心が強いファイターだ。彼がそうなのは当然だと思っているけど、乱闘には加わってほしくないし、殴られてほしくない。健康を保ってほしい」

バーンズの意見は正しい。どのNFLチームも、クオーターバックがキャンプ中に不必要に余計な争いごとに巻き込まれて負傷することは望んでいない。特に、常にケガに成長を妨げられてきたジョーンズに関してはそう言えるだろう。しかしそれは、普段は温厚なデューク大学出身のジョーンズの新鮮な姿でもあった。ジャイアンツで過ごす時間が限られている可能性がある中で、ジョーンズはややアグレッシブにプレーする必要がある。

今回の出来事について質問されたジョーンズは、自分が関与したことを軽視した。

『FOX Sports(フォックス・スポーツ)』によれば、ジョーンズは「ああいう状況は起こるものだし、仲間のために立ち上がろうとするものだけど、今日は1日を通して競争的な良い練習ができたと思う」と語ったという。

「いくつかのプレーに成功したし、良い点もあれば、強化しなきゃいけない点も確実にあった。でも、そこには良い感じの激しさと競争心があった」

成長のためにあてられるべき質の高い練習時間が奪われてしまうため、練習中のケンカを嫌がるコーチもいる。とはいえ、暑い気候と、合同練習という自然に競争心が生まれる環境で、時折ケンカが発生するのは避けられないことだ。

期待外れの結果に終わり、その影響でQBポジションの将来についていくつかの憶測が生まれた2023年シーズンを経験したジャイアンツは、2024年シーズンを迎えるにあたり、この種の熱気をなおさら必要としている。ジョーンズやヘッドコーチ(HC)ブライアン・ダボールは悠長に構えている場合ではなく、2023年シーズンが例外的なものであり、今後の傾向を示すものではなかったと証明しなければならないのだ。

ジョーンズは月曜日に「他チームとの練習であろうと、自分自身の練習であろうと、毎日練習を終えるときの目標は、その日の終わりに成長したと感じ、自信を持つことだと思う」とコメント。「それができたと思うし、いくつかのプレーにも成功し、1日を通してうまく実行できたと思う。すでに言ったように、取り戻したいものとか、もっとうまくやれるはずのこととかは確実にあるけど、全体的にはタフに、フィジカルにプレーして、うまく実行できたと思っている」

実行することが目標だ。次に(必然的に)ケンカが発生したとき、ジョーンズは外から精神的なサポートをするだろう。

【RA】