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ベアーズQBウィリアムズが初めて臨んだプレシーズンゲームで腕力と即興力を披露

2024年08月11日(日) 10:05


シカゴ・ベアーズのケイレブ・ウィリアムズ【AP Photo/Kirk Irwin】

現地10日(土)、バッファロー・ビルズとの一戦でプレシーズンデビューを果たしたシカゴ・ベアーズのクオーターバック(QB)ケイレブ・ウィリアムズは、その試合ですべての能力を存分に発揮した。

今年のドラフトで全体1位指名を受けたウィリアムズは、フィールドゴールで締めくくった2回のドライブで、非常に強い腕力や即興力、難しい投球を簡単そうにやってのける能力を見せつけている。

ウィリアムズは最初のシリーズの第3ダウン残り12ヤードの場面で、ワイドレシーバー(WR)D.J.ムーアにパスを通してファーストダウンを獲得。その後、スクリーンプレーで意図的にプレッシャーを誘ったウィリアムズは、完全に目を向けない状態でランニングバック(RB)ディアンドレ・スイフトにボールを投げて42ヤードのゲインにつなげた。

2回目のドライブで、サイドライン付近にいたタイトエンド(TE)コール・ケメットに動きながら華麗なパスを通したウィリアムズは、動きながら投げる能力も見せている。また、新人のウィリアムズは第3ダウン残り9ヤードの場面でスクランブルしてファーストダウンを獲得している。

ウィリアムズ率いるオフェンスは2回のドライブで147ヤードを稼いで7回のファーストダウン獲得に成功。その間にウィリアムズはパス7回中4回を成功させて95パスヤード、13ランヤードを記録している。唯一のマイナス点は、すべてのポゼッションが20ヤード以内で止まり、タッチダウンではなくフィールドゴールに終わったことだ。

ウィリアムズはNFL入りするにあたって期待されていた能力をすべて披露している。プレッシャーから逃れる能力を見せ、動揺することはなかった。強力な腕力と優れたパス精度を兼ね備えているウィリアムズは、特に動いている際にその力を発揮。また、悪い状況を臨機応変に切り抜ける能力も示している。最も精彩を欠いていたプレーは、2回目のドライブで自陣エンドゾーンから投げたぎこちないパスであり、これはインターセプトされそうになったが、ビルズにペナルティが科されたことで、そのプレーは無効になっている。

ドラフト全体1位指名を受けたウィリアムズへの期待はすでに、シカゴにあるウィリス・タワー級の高さになっていると言えよう。土曜日に見せたパフォーマンスによって、その期待度は高いままとなっている。

【RA】