合同練習後にイーグルスWRブラウンから高評価を受けたペイトリオッツCBゴンザレス
2024年08月15日(木) 15:40ルーキーシーズンにわずか4試合の出場で終わったニューイングランド・ペイトリオッツのコーナーバック(CB)クリスチャン・ゴンザレスには、これから多くの課題が待ち受けている。
元1巡目指名選手であるゴンザレスは2年目を迎えるにあたり、多くの期待と、2023年に十分な結果を残せなかったという重圧を背負いながらフィールドに立っている。現地13日(火)に行われたフィラデルフィア・イーグルスとの合同練習の後に、ゴンザレスはイーグルスのトップレシーバーから称賛を受けており、前進への一歩を踏み出せたようだ。
イーグルスのワイドレシーバー(WR)A.J.ブラウンは「彼は素晴らしい選手だ」と『Pro Football Network(プロ・フットボール・ネットワーク)』に話している。
「2年前のドラフトでは、彼を(2023年の)ドラフトで最高のディフェンシブバック(DB)だと評価していた。彼は素晴らしい選手だ。おかげで今日は良い練習になった」
ゴンザレスは2023年のドラフトで、イリノイ大学出身のデボン・ウィザースプーン(全体5位でシアトル・シーホークスが指名)とミシシッピ州立大学出身のエマニュエル・フォーブス(全体16位でワシントン・コマンダースが指名)に次いで、3番目に指名されコーナーバックだった。大きな期待を寄せられてペイトリオッツに入団したゴンザレスは、DBジョナサン・ジョーンズとともに先発し、ビル・ベリチック元ヘッドコーチ(HC)が指揮するディフェンスに堅実なカバレッジをもたらしてくれるコーナーバックになると予測されていた。ところが、肩の脱臼と関節唇(かんせつしん)の損傷により、ゴンザレスはわずか4試合でシーズンを終えることとなった。
対戦相手のオフェンスはゴンザレスの実力を徹底的に試し、ゴンザレスは最初の3試合で27回もターゲットになっていた。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、3試合で記録した回数としてはNFLのディフェンダーの中で2番目に多いという。これに負けじとプレーしたゴンザレスは、ニューヨーク・ジェッツのWRギャレット・ウィルソン(ターゲット5回、キャッチ3回、18ヤード)やマイアミ・ドルフィンズのスターWRタイリーク・ヒル(ターゲット4回、キャッチ1回、8ヤード、インターセプト1回)を抑え、NFLのデビュー戦ではブラウンにキャッチ6回と77ヤードしか許していない。
試合と合同練習を1回ずつ経た今も、ブラウンの評価は依然として好意的だ。あとは、ゴンザレスが昨シーズンを終わらせた肩の負傷を完全に克服し、ペイトリオッツの未来を背負う戦力として再び活躍できるかどうかにかかっている。
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