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FAのCBスティーブン・ギルモアがバイキングスと1年15億円の契約に合意

2024年08月19日(月) 10:23


スティーブン・ギルモア【Cooper Neill via AP】

北極星の州へ向かうスティーブン・ギルモアはもうフリーエージェント(FA)ではない。

現地18日(日)、コーナーバック(CB)のギルモアとミネソタ・バイキングスが1年1,000万ドル(約14億7,979万円)の契約に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。

33歳のギルモアはどこと契約しても即座にチームをアップグレードするはずだが、『NFL.com』のケビン・パトラが指摘しているように、コーナーバックの補強を必要としていたバイキングスのセカンダリーにはうってつけの存在だと言えよう。

新人CBカイリー・ジャクソンが亡くなるという悲劇に見舞われた上に、メキ・ブラックモンがトレーニングキャンプ初日にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂するという事態に直面したバイキングスは最近、CBポジションで多くの動きを見せていた。ベテランCBファビアン・モローと契約したほか、かつてドラフト2巡目で指名したアンドリュー・ブースJr.を手放す代わりにナーション・ライトをトレードで獲得している。

ギルモアは今後、バイロン・マーフィ二世やシャキール・グリフィン、ジョシュ・メテラスがデプスチャートの上位に位置するバイキングスのCB陣に加わる予定だ。また、ニューイングランド・ペイトリオッツ時代に共に仕事をしていた守備コーディネーター(DC)ブライアン・フローレスとの再会も果たすことになる。

ペイトリオッツ在籍時(2017年から2020年にかけて)にオールプロに2回選出されたギルモアは、2019年AP通信NFLディフェンス部門年間最優秀選手賞も獲得した。しかし、ボストンを離れた後もギルモアの全盛期は過ぎ去っていない。

キャリア最初の5シーズンをバッファロー・ビルズで過ごしたギルモアは、キャリアで6つ目、この5年で5つ目のチームに加入しようとしている。昨シーズンはダラス・カウボーイズで全17試合に先発し、タックル68回、パスブレークアップ13回、インターセプト2回を記録して『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』による総合グレードでは74.4をマークした。

グレッグ・ローゼンタールが選ぶフリーエージェントトップ100のリストで16位に位置し、数カ月にわたって最善の選択肢となっていたギルモアが、新たなホームを見つけている。

【RA】