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ファルコンズに新契約を迫ることはしないとOLBジュードン

2024年08月20日(火) 12:21


アトランタ・ファルコンズのマット・ジュードン【NFL】

アウトサイドラインバッカー(OLB)マット・ジュードンが新しい契約を強く求めた結果、ニューイングランド・ペイトリオッツからアトランタ・ファルコンズへのトレードが決まった。ジュードンは新しい環境では、新契約に関してそれほど強く主張するつもりはないようだ。

ファルコンズでの最初の記者会見で新契約の要望について尋ねられたジュードンは、新契約を追求する前に、まずクオーターバック(QB)にプレッシャーをかけることに集中することを提案し、次のように語った。

「アトランタ・ファルコンズは、フットボール選手としても人間としても、俺のことは何も知らない。彼らは俺の過去の経歴しか知らないんだ。自分が働かずに要求したり、求めたりできるものはないし、それが俺の人生の姿勢だ。これから自分の力でつかみ取るよ」

ジュードンにはニューヨーク・ジェッツのOLBハサン・レディックと自分を直接比較する意図はないかもしれないが、上記の発言からすると、その関連性を無視するのは難しい。プロボウルに選ばれたベテランである2人は、今オフシーズンに新たな契約を望んでいた。両選手とも、結局その契約を得る前にトレードで放出。レディックはトレーニングキャンプとプレシーズンをホールドアウトしており、罰金を科されている。一方のジュードンはペイトリオッツに合流し、一時的にホールドインした後、ファルコンズにトレードされており、レディックのような強硬姿勢は取らないことを選んだ。

契約交渉がこう着している状態に対処する方法はひとつだけではない。

また、6月にはジュードンが契約を最後まで全うし、ペイトリオッツで“かんしゃく”を起こすことはないという内容の、適切なコメントをしていたことにも触れておくべきだろう。しかし、トレーニングキャンプ中に状況が一変した。

ペイトリオッツが昨オフシーズンに給与を引き上げたため、契約最終年を迎えたジュードンは基本給650万ドル(約9億5,093万円)を受け取る見込みだ。

4度のプロボウル選出経験を持つジュードンは昨季、わずか4試合に出場した後、シーズン終了を告げる上腕二頭筋の断裂に見舞われた。負傷する前の4試合ではサック4回をマークしており、その前の2シーズンでは、それぞれサック12.5回と15.5回を記録している。

ジュードンはエッジから大混乱を巻き起こすことができる優れたパスラッシャーを長い間探していたファルコンズディフェンスに加わる。

これまでボルティモア・レイブンズとペイトリオッツでプレーしてきた32歳のジュードンは、ファルコンズにはまだ来たばかりにもかかわらず、ヘッドコーチ(HC)ラヒーム・モリスが作り上げているカルチャーにすでに共感しており、こうコメントした。

「ここに来て——実際にチームに入るまで知らなかったけど——カルチャーが見えてくるんだ。ラー(ラヒーム・モリスHC)が選手たちとどう接しているか、選手同士がどう関わっているかが分かる。俺たちは競い合ってはいるけど、誰かが倒れても追い打ちをかけることはないし、やたらと喧嘩が起きたりすることもない——もしかしたら、トレーニングキャンプも後半だからかもしれないけどね、分からない。でも、ロッカールームが安定しているのが分かる。みんないろいろなグループと混ざり合っているんだ。ここにいるのはディフェンシブバック(DB)だけじゃない。そういうグループで固まっているような雰囲気はないのさ。みんなが何らかの形で絡み合っている」

【KO】