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カウボーイズがプロボウルに4回選出されたRBダルヴィン・クックと契約

2024年08月29日(木) 11:27


ダルヴィン・クック【Perry Knotts via AP】

ダラス・カウボーイズが攻撃陣のバックフィールドに新たな要素を加えている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地28日(水)に報じたところによると、ベテランでフリーエージェント(FA)のランニングバック(RB)ダルヴィン・クックがカウボーイズとの契約に合意したという。クックはまずは練習生としてカウボーイズに加わる模様だとペリセロは伝えている。

クックは月曜日にカウボーイズを訪問したが、契約にサインせずに去っていた。

ロースターを53名に削減する期限だった火曜日が過ぎ、カウボーイズのアクティブ・ロースターには、エゼキエル・エリオット、リコ・ドウデル、ディース・ヴォーンの3人のランニングバックがいる。カウボーイズはまだ16名からなる練習生メンバーを発表していないが、クックはシーズンに向けて準備を進める中でこのメンバーに加わると見られる。

数週間前に29歳になったクックは昨年、ニューヨーク・ジェッツで1試合平均タッチ数6回以下というキャリア最低のシーズンを過ごしている。昨年8月にジェッツと1年契約を結んだクックは、ラン67回で214ヤード、タッチダウンなし、ロングランは10ヤードという成績でレギュラーシーズンを終えた。昨季15試合(先発1試合)に出場したクックはレシーブ15回で78ヤードという数字も残している。

クックは1月2日にジェッツから放出された後、ボルティモア・レイブンズと契約。昨シーズン、レイブンズの一員として臨んだプレーオフゲームでは、ヒューストン・テキサンズを相手にキャリー8回、23ヤードをマークした。しかし、レイブンズがカンザスシティ・チーフスに敗れたAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームには出場していない。

2017年NFLドラフトで2巡目指名を受けたクックは、最初の6シーズンをミネソタ・バイキングスで過ごした。そこで73試合(先発72試合)に出場したクックは、ランで5,993ヤード、タッチダウン47回を記録したのに加えて、レシーブ221回で1,794ヤード、タッチダウン5回をマーク。また、キャリア通算で 2ポイントコンバージョンを4回成功させている。

カウボーイズのヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーはグリーンベイ・パッカーズとカウボーイズの2チームでクックと複数回対戦した経験がある。昨季にジェッツでプレーしていたクックはシーズン第2週に行われたカウボーイズ戦で、攻撃スナップ17回の参加にとどまり、4回のランで7ヤード、5ヤードのパスキャッチを1回記録した。この試合はカウボーイズが30対10で勝利している。

クックの加入前、カウボーイズのバックフィールドは手薄に見えた。29歳のエリオットもまた、1年のペイトリオッツ在籍を経て、今オフシーズンにカウボーイズに復帰。ドウデルは昨シーズンにキャリア最多のラン89回を記録したものの、キャリーが9回を越えた試合はキャリア全体でわずか2試合しかない。ヴォーンは昨季、ルーキーとして7試合の出場にとどまり、限られた出場時間で合計80スクリメージヤードをマークした。

【KO】