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交通事故が「広い視野で考えるきっかけになった」とレイブンズTEアンドリュース

2024年09月01日(日) 00:45


ボルティモア・レイブンズのマーク・アンドリュース【AP Photo/Nick Wass】

現地8月14日(水)に交通事故に巻き込まれたボルティモア・レイブンズのタイトエンド(TE)マーク・アンドリュースが金曜日、事故以降で初めて練習に復帰した。

アンドリュースは事故後では初めてメディアの取材にも応じ、「とても恐ろしかった」と表現した出来事から数週間が経過した現在の心境を明かした。

「かなり深刻な出来事だった。俺にとっては周りの愛する人たちに愛していると伝え、シートベルトをつけるように呼びかけるとか、物事を広い視野で考えるきっかけになった。公道では何が起きるか分からない。どんなことが襲ってくるかも分からないし、どんなものが降りかかってくるかも分からないからね。神が味方してくれたこと、そしてシートベルトを着用していたことは、とても幸運だったし、運が良かった。本当に怖い瞬間だったし、物事を広い視野で考えるようにもなったけど、体調はいい。シーズンが楽しみだ」

今回の衝突事故はアンドリュースが水曜早朝にトレーニングキャンプの会場であるアンダーアーマー・パフォーマンス・センターに向かう際に発生し、チームの医療スタッフが診察したところ、目立った外傷がなかったため、アンドリュースはその日のミーティングに参加している。

それでも、長いシーズンを前にして、アンドリュースはフィールドに戻るのに時間をかけなければならない状況だった。

具体的な容体について尋ねられたアンドリュースはその問いには答えず、こうコメントしている。

「俺は前に進んでいる。とてもいい気分だ。ワクワクしているよ。この試合に興奮している。ビッグゲームだ。みんな一生懸命に頑張っている。体の調子はとてもいい」

アンドリュースとレイブンズの一行は現地9月5日(木)に行われる2024年シーズンのNFLキックオフゲームで、2連覇を成し遂げたスーパーボウル王者のカンザスシティ・チーフスと対戦する予定だ。この対決は昨季、チーフスがレイブンズを破ってポストシーズンでの優位性をさらに示したAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームのリマッチだ。

アンドリュースが昨シーズンに脚を骨折して7試合の欠場を経て復帰したのが、このカンファレンス頂上決戦だった。

とはいえ、アンドリュースは自分の向かいに並ぶ相手との対戦を重要視したり、ある種のリベンジゲームと捉えたりするつもりはない。むしろ、レイブンズの最終目標を達成するために一歩一歩前進していくつもりだ。

チーフスとの再戦について尋ねられたアンドリュースは「俺たちにとって今年最初の試合だ。俺たちはNFLで最高のチームになるという目標に向かって努力している。それはこの週末から始まる。俺たちは先のことを考えすぎないようにしている。最初の試合だ。それが現実。彼ら(チーフス)は信じられないほど素晴らしい組織で、素晴らしいチームだから、戦いに備えないといけない」と答えた。

【KO】