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テイラー・スウィフトのプレーは「リードHCにはまだ届いていない」とチーフスTEケルシー

2024年09月04日(水) 15:26


カンザスシティ・チーフスのトラビス・ケルシーとテイラー・スウィフト【AP Photo/John Locher】

カンザスシティ・チーフスがシーズンをスタートするまであと2日となったが、テイラー・スウィフトのプレーブックのアイデアはまだ導入されていないようだ。

スウィフトの恋人でチーフスのオールプロのタイトエンド(TE)であるトラビス・ケルシーは、ポップ界のメガスターのアイデア——タイトエンド中心かもしれない——はまだヘッドコーチ(HC)アンディ・リードには伝わっていないと語った。

『The Rich Eisen Show(リッチ・アイゼン・ショー)』に出演した際、ケルシーは「リードHCのところにはプレーの提案がまだ届いていないのは知っているけど、もし届いたら、みんなにそれが彼女の作ったものだってちゃんと伝えるよ」と冗談を交えて話した。

複数回のグラミー賞受賞者であるスウィフトとケルシーは2023年シーズン中に交際を始め、スウィフトがチーフスの試合を観戦するようになったことで、メディアやファンは大騒ぎとなっていた。

スウィフトが観戦した時に、チーフスが2年連続のスーパーボウル制覇を含めて9勝3敗の成績を収めた中で、ポップスターのスウィフトもこのゲームへの愛情と知識を深めていったとケルシーはコメント。

その結果、チーフスのクオーターバック(QB)パトリック・マホームズが先日、スウィフトがプレーを考案していると言及したほどだ。

ただし、ケルシーはスウィフトが考案するオフェンスのプレーが少しタイトエンドに偏りがちだと指摘し、次のように話した。

「彼女は少し偏っていて、俺のためにプレーを作ってくれるんだ。だから、それがリードHCのオフィスまで届くかどうか見てみよう」

第56回スーパーボウルでサンフランシスコ・49ersに勝利してから、現地5日(木)にボルティモア・レイブンズとのシーズン開幕戦を迎えるまでの間、ケルシーは旅に出ていた。

スウィフトの『Eras Tour(エラズ・ツアー)』のロンドン公演に登場したケルシーは、シルクハットとタキシードを身にまとい、スウィフトを抱えてステージの一部を歩き、失恋した心を象徴するソファにスウィフトを運んだ。

ケルシーはアイゼンに対して、スウィフトのおかげで出演準備はそれほど複雑ではなかったと認めた一方で、緊張がまったくなかったわけではないと語っている。

「そんなに大変じゃなかった。テイラーはスポットライトが当たれば、俺が楽しむのを分かっていたんだ。彼女は俺があまり何もしなくても成功するような状況にしてくれた。ショーの中でもすごく居心地のいい部分で俺を入れてくれたんだ。ただ、何もミスをしないようにするのが俺の役目だったね。ポッドキャスト“The New Heights(ザ・ニュー・ハイツ)”でも言ったけど、ステージで彼女を抱えているときに、絶対に落としたくなかった」

ケルシーはそのボール保持能力に大きく支えられ、いずれプロフットボール殿堂入りを果たすだろう。また、ケルシーは大舞台から逃げたり、楽しいことを避けたりする人間ではない。

スーパーボウル優勝を3回経験しているケルシーは「テイ・テイ(テイラー)と一緒にステージで楽しむのはいつでも大歓迎だよ」とコメント。

ケルシーとチーフスは2024年にさらなる歴史を築こうとしており、NFLのチームとして史上初となるスーパーボウル3連覇を目指している。

リードHCはオフェンス面でNFL史上屈指の頭脳の持ち主であり、プレーの提案を喜んで受け入れることで知られている。スウィフティーズ(テイラー・スウィフトのファンの総称)のためにひとつどうだろうか?

なんといっても、昨シーズン、スウィフトは多くの注目と幸運をチームにもたらした。

スウィフトを世界的なアイコンへと押し上げたのはその作詞能力だった。もしかしたら、スウィフトならNFLのプレーをいくつか考案できるかもしれない。

【KO】